フリーエージェントの基本データとクイズ
フリーエージェント交渉が解禁されてから、本日を含めてちょうど1週間になります。
最初の2・3日は、移籍などがバンバン起こっていましたが、
その後、だんだんと残留の契約が増えてきており、
とりあえず、大きな波は過ぎ去ったのかな、という感じですね。
で、ふと思い立って、この1週間のフリーエージェント契約状況を、
いくつかの角度からまとめてみることにしまして。
これを、ちょっと、いつもとは趣向を変えて、クイズ形式で紹介したいと思います。
解答は、明日掲載したいと思いますので、
まあ、暇つぶしにでも、ちょっと考えてみてください。
まずは、基本データの紹介から。
今回、「3月11日0時1分をもってフリーエージェントとなった」、
とNFLから発表された選手は、全部で470人いまして、
その選手名は、「NFL備忘録」に掲載しているとおりです。
フリーエージェント種類ごとの人数の内訳は、
- 無制限フリーエージェント・・・353人
- 制限付きフリーエージェント・・・79人
- フランチャイズ指定・・・3人
- トランジション指定・・・1人
- NFL在籍年数4年未満だがオファーをもらえなかった選手・・・34人
となります。
最後のものは、どういうことかと言いますと、
まず、NFL在籍年数が3年でオファーをもらえた契約切れ選手は、
「制限付きフリーエージェント」となり、
また、NFL在籍年数が3年未満でオファーをもらえた契約切れ選手は、
その時点でフリーエージェント選手とはなりませんので、
(オファーを受けなければ、解雇されるだけです)
それ以外の選手、ということになります。
まあ、ともかく、圧倒的に「無制限フリーエージェント」が多いわけですね。
ちなみに、「解雇されてフリーエージェントになった選手」と、
この「無制限フリーエージェント選手」との違いなのですが、
6月1日までに旧所属チームがオファーを出しておけば、
ずっと契約しないまま7月23日を迎えた場合に、
その後は、旧所属チームが交渉権を独占できる、というルールがあります。
「無制限」と言いつつ、そんなところが、ちょっと「制限」されてるわけですね。
(あくまで、ずっと契約できなかった場合だけですが)
もちろん、解雇されてフリーエージェントとなった選手は、何の制限もありません。
それから、先ほどの「在籍4年未満でオファーなし」の選手も、
同様に、何の制限も無いことになります。
さて、ちょっと話が逸れましたが、基本データの続きを。
次は、ポジションごとの人数です。
- クォーターバック・・・22人
- ランニングバック・・・45人
- ワイドレシーバー・・・55人
- タイトエンド・・・29人
- オフェンスライン・・・70人
- ディフェンスライン・・・61人
- ラインバッカー・・・77人
- ディフェンスバック・・・91人
- スペシャルチーム・・・20人
まあ、分け方が細かいところと大雑把なところがあり、一概に比較できませんので、
これは、人数の紹介まで。
次に、旧所属チームごとの人数。
ただし、全部紹介すると長くなるので、上位・下位、それぞれ6チームずつ。
まず、多いチーム。
- デトロイト・ライオンズ・・・25人
- ボルチモア・レイヴンズ・・・25人
- セントルイス・ラムズ・・・21人
- ニューヨーク・ジャイアンツ・・・20人
- カロライナ・パンサーズ・・・18人
- ニューオリンズ・セインツ・・・18人
次に、少ないチーム。
- シカゴ・ベアーズ・・・7人
- テネシー・タイタンズ・・・7人
- デンバー・ブロンコス・・・8人
- ニューヨーク・ジェッツ・・・8人
- クリーブランド・ブラウンズ・・・11人
- ダラス・カウボーイズ・・・11人
他の20チームは、12人〜17人の範囲ということです。
この人数は、ここまでの契約延長交渉(もしくは解雇)の結果であったりもしますし、
サラリーキャップの余裕がどれくらいあるかによって状況は変わってきますので、
多いからどう、少ないからどう、とは一概に言えないかもしれませんが、
やっぱり、印象としては、「多いチームは大変だなぁ」というところでしょうかねぇ。
ちなみに、地区ごとにまとめて見てみますと、
NFC WESTが70人で1番多く、AFC EASTが48人で1番少ないです。
・・・って、このデータは、あまり意味がなさそうですが。
では、基本データの紹介はこれくらいにしまして。
クイズの問題に移りたいと思います。
なお、以下の問題は全て、
「現地3月17日までに明らかになった契約」についてのものとなります。
(つまり、「解禁後、ちょうど1週間で」ということです)
本日3月17日(現地時間)の分も含みますので、
実は、これを書いている時点では、答えは確定していなかったりします。
是非、最新情報も仕入れながら、考えていただければ。
契約状況は、とりあえず、「NFL選手ステータス」のものを正とさせてください。
網羅できるように頑張っておりますが、抜けがあった場合はどうかご容赦を。
あと、「ポジション」は、上記の基本データの分け方で見ることにします。
では、問題。
Q1:全470人中、行き先(残留・移籍)が決まったのは約何パーセント?
Q2:行き先が決まった中で、残留と移籍ではどちらが多い?
Q3:最も「契約率」(残留・移籍が決まった割合)が大きいポジションはどこ?
Q4:移籍より残留の人数が多いポジションはどこ? (複数)
Q5:既に半分以上の選手の行き先が決まった「旧所属チーム」はどこ?
Q6:まだ1人も行き先が決まっていない「旧所属チーム」はどこ? (複数)
Q7:移籍してしまった選手数が最も多い「旧所属チーム」はどこ?
Q8:残留人数が最も多いチームはどこ?
Q9:移籍して入ってきた人数が最も多いチームはどこ?
Q10:まだ誰も残留しておらず、また、誰も入ってきてもいないチームはどこ?
一応、「3月16日まで」のデータを見て「複数」とか書いておきましたが、
「3月17日」の状況によっては、複数解答じゃなくなるかもしれませんし、
他の問題の答えが複数解答になってしまうこともあり得ます。
最後の問題なんか、状況によっては、答えが無くなってしまうかもしれないし・・・。
・・・なんてひどい問題なんだ・・・。
というわけで、僕も、今の状況を見ながら、答えを考えてみたいと思いますので、
皆さんも、どうぞ、考えてみてくださいな。
本日は、こんなところで。