週間MVP受賞!



昨日、NFLヨーロッパ第1週の試合の感想を書きましたが、
その第1週の週間MVPが発表されました。


以下の通り。

オフェンス部門 QB ラング・キャンベル
ベルリン・サンダー
ディフェンス部門 LB フィリップ・ガーデン
ケルン・センチュリオンズ
スペシャルチーム部門 WR ノリアキ・キノシタ
アムステルダム・アドミラルズ
ナショナルプレーヤー部門 WR ジュアン・ウォング
ライン・ファイヤー



いやぁ、キノシタ、素晴らしいですねぇ。


他に、スペシャルチームで活躍らしい活躍をした選手はいませんでしたから、
当然の受賞という気もしますが、
こうして名前が並ぶと、「おおー!」と思ってしまいますね。


そういえば、以前、QBケンタロウ・ナミキが、
ナショナルプレーヤー部門」で週間MVPを受賞していたと思うのですが、
そのほかの部門で日本人選手が受賞したことって、
もしかしたら、初めてのことなんじゃないでしょうか?


とにもかくにも、素晴らしいです。


ところで、キノシタは当然「ナショナルプレーヤー」なわけですが、
実は、ディフェンス部門で受賞しているガーデンナショナルプレーヤーフランス人)。


そして、当たり前ですが、ナショナルプレーヤー部門で受賞しているウォングも、
ナショナルプレーヤー(メキシコ人)。


というわけで、なんと、今週の週間MVPを受賞したのは、
4人中3人がナショナルプレーヤーという快挙。
これは、NFLヨーロッパ始まって以来、初のことだそうです。


まあ、裏を返せば、NFLから派遣されている選手が情けなかった、
・・・ということでもあるのかもしれませんが、
各国の選手がレベルアップしていっている、という証とも言えるでしょう。


この流れは、今後、「NFL本体」にも影響していくでしょうねぇ。


なお、各選手の「受賞理由」などを軽く紹介しておきますと、
まず、キャンベルは、26回中16回成功139ヤード1タッチダウンで、
QBレーティングは「88.5」と、スタッツは大したことありませんが、
大事な場面でパスを成功させ、逃げ切って試合を勝利に導いたことが評価された模様。


ガーデンは、ケルン・センチュリオンズハンブルグ・シーデビルズの試合で、
タックルリーダーとなり、相手オフェンスを要所要所で抑えたのが評価されたようです。
反則で取り消されましたが、最後の4点差を追うシーデビルズのオフェンス時に、
インターセプトキャッチもしておりました。


キノシタは、既報の通り、第4クォーター、19点差を追っている場面で、
56ヤードのパントリターンタッチダウンを記録。
これを皮切りに、アドミラルズは反撃に転じますが、最後は4点差で負けています。


ウォングは、ファイヤーの最初のオフェンスでのスペシャルプレーで、
WRクリス・サンプからのパスをキャッチし、45ヤードタッチダウンを記録。
その後、第4クォーターに21ヤードのパスキャッチをしており、
キャッチ2回ながら計66ヤード獲得と、上々の成績を残しています。


・・・と、そんな感じでした。


正直、第1週はミス多発で低調な試合が多かったため、
全体的に、受賞者の活躍も「それなり」という感じはしますが、
来週以降、きっと、各チームとも調子を上げてくると思いますので、
今回受賞した各選手には、その中でも活躍できるよう、また頑張ってもらいたいですね。


本日は、そんなところで。