週間MVP受賞者(第7週)
正直、先週末から今週にかけては、ドラフト関連のことで精一杯で、
NFLヨーロッパを見る(予習・復習?)のにも、あまり力が入っておりませんでした。
せっかく、シーズンも佳境に入っていくのだから、しっかり追わないと・・・。
というわけで、今週も恒例の、週間MVP受賞者の紹介をしたいと思います。
オフェンス部門 | QB ギブラン・ハムダン (アムステルダム・アドミラルズ) |
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ディフェンス部門 | S ブランドン・ホウ (フランクフルト・ギャラクシー) |
スペシャルチーム部門 | K ライアン・キレーン (アムステルダム・アドミラルズ) |
ナショナルプレーヤー部門 | RB ジャメイン・アレン (ハンブルグ・シーデビルズ) |
オフェンス部門は、もうおなじみ、「ハイパワーオフェンス」の司令塔ハムダン。
今シーズン3回目の受賞となります。
試合の感想でも書きましたが、今ひとつ決定力を欠くオフェンス陣にあって、
1人、気を吐いて「爆発」していたハムダン。
35回中25回成功322ヤード獲得1タッチダウンという素晴らしい成績です。
実は、現時点のシーズンQBレーティングは113.4となっており、
このまま行けば、歴代1位記録(107.3)を塗り替えるのも十分可能、とのこと。
これは、素晴らしいですねぇ。
ただ、この試合4回もサックされており、
どうやら、怪我をしてしまったようだ、という情報もあります。
好調アドミラルズを支えている選手と言っても過言ではありませんので、
来週以降に向けて、そのあたりが非常に気がかりですね。
さて、この試合、残り時間12秒の逆転フィールドゴールで勝負が決したことは紹介しましたが、
この34ヤードフィールドゴールを成功させたキレーンが、
スペシャルチーム部門での受賞です。
また、アドミラルズオフェンスが決め手に欠いていたおかげ、ということはありますが、
この試合、5本中4本のフィールドゴールに成功し、
勝利に大貢献しています。
本当は、キレーンの登場回数は少ないほうが、
アドミラルズらしいオフェンス、と言えないこともないのですが・・・。
そして、更に同じ試合、こちらは相手方のシーデビルズから、
ランニングバックのアレン(イギリス人)が、ナショナルプレーヤー部門で受賞しています。
この試合、ラン7回37ヤード獲得、レシーブ3回33ヤードを獲得しているアレンですが、
実は、アレンが獲得ヤードの記録を残すのは、これが初めてのこと。
(第3週の試合で、1回だけ走ってますが、ノーゲインでした)
シーデビルズには、エースランニングバックとして、
RBマイク・ジェミソンがいたのですが、第6週の試合中に怪我をしていたらしく、
もしかしたら、このままシーズン終了かもしれないようです。
そのために、この試合では、アレンの登場回数が多くなったわけですが、
一定の成績は残せた、というところではないでしょうか。
チームとしては、エースランニングバックの不在は辛いところですが、
アレンには、このチャンスを生かして頑張ってもらいたいですね。
さて、あと1人は、ディフェンス部門のホウ。
試合の感想のときに、ケルン・センチュリオンズのQBシェイン・ボイドが、
4回もインターセプトをされてしまった、ということを書きましたが、
そのうち3回が、ホウによるものでした。
最終的に、この試合5パスディフェンスとのことですから、
失点を10点で抑えられたのは、ホウの活躍があってこそ、と言えるでしょう。
オフェンスのミスなどもあり、危うく負けかけていましたので、
この活躍がチームを救ったと言っても過言ではないでしょうね。
ワールドボウル出場に望みをつなぐ活躍でした。
そうそう、最近は、あまりNFLヨーロッパの選手を見るときに、
「どこのNFLチームから派遣されている」ということは気にしていないのですが、
今週受賞した、ハムダン、ホウ、キレーンの3人は、
皆、シアトル・シーホークスから派遣された選手、とのことです。
シーホークス関係者としては、送り出した甲斐があったというものでしょう。
夏のキャンプが待ち遠しいところ・・・?
以上、NFLヨーロッパ第7週週間MVP受賞者の紹介でした。