キッカーが何より重要だと思う
朝起きて、ふと、「あれ、もしかして今、CFLの試合やってたりしないか?」、
と思って、公式ページを見てみたら、バッチリ、
ちょうど、開幕戦の試合が始まったところでした。
というわけで、カナディアンフットボールリーグ(CFL)の話題。
現地金曜日夜に行われた開幕戦、
ウィニペグ・ブルーボンバーズ対モントリオール・アルエッツの試合を、
リアルタイムで「Play-By-Play」観戦しました。
で、観戦し始めてすぐに、「おお、なるほど」という場面が。
例の「フィールドゴールに失敗して1点」という件なのですが、
そのボールをキャッチしてリターンすれば、当然、1点は入らないわけですね。
ところが、このときリターナーがタックルされたのが、自陣1ヤード地点。
そうなると、次のオフェンスは、この非常に危険な地点から開始されるわけです。
もし、リターンせずに見逃していれば、相手に1点入りますが、
次のオフェンスは自陣35ヤード地点から始めることが出来てました。
果たして、どちらが得策なのか。
・・・ということも考えたりしながら、プレーしなきゃいけないんだろうなぁ、と。
場面によりけりなんだろうけども、やっぱり1点でも失点はしない方がいい、
ということになるのかなぁ?
そしてふと思ったのは、今回は1ヤード地点でタックルされてましたが、
これが、エンドゾーン内だったら、どうなるんでしょうかね。
アメフトだったら、タッチバックになるケースなので、
普通に「1点」入るだけかな、とも思わないでもないですが、
もし、これが「セイフティ」と判断されるなら面白いなぁ、と。
つまり、何もしなければ1点で済んだものを、
リターンを試みたばかりに、失点が2点になってしまう、
・・・というわけで。
とっさの判断が問われてきそうな感じです。
実際どうなのか分からないので、そういう場面が今後見られるといいなぁ。
あと、もう1点、今日気が付いた重要なこと。
なんか、フィールドゴールを敵陣38ヤード地点から挑戦しているケースがあって、
随分遠い位置から蹴るんだなぁ、と思ったら、
「45ヤードフィールドゴール」の文字が。
「もしや」と思って、ルールブックを見てみたら、その通り、
ゴールポストの位置が、アメフトとは違いました。
アメフトのゴールポストの位置は、ゴールラインから10ヤード奥にある、
エンドライン上にあるわけですが、
カナディアンフットボールでは、ゴールライン上にあるようです。
ちなみに、過去の映像でたまに見かけますが、
アメフトも、何十年も前には、同様にゴールライン上にあったみたいですね。
なるほど、そんな違いがあったのか、と思うと同時に、
今までちょっと「考え違い」をしていたことに気が付きました。
というのも、カナディアンフットボールのフィールドはアメフトより広い110ヤード、
・・・ということばかり頭にあったのですが、
それは、タッチダウンを基準に考えた場合のこと。
ゴールポストから反対側のゴールポストまでの距離、という意味でいうと、
アメフトが120ヤードあるのに対し、カナディアンフットボールは110ヤードと、
実は、こちらの方が短いんです。
つまり、フィールドゴールを基準に考えると、
カナディアンフットボールの方が点が入りやすい、と言えるわけですね。
しかも、「フィールドゴールで失敗して1点」があるわけですし。
プレシーズンゲームの「Play-By-Play」をざっと見ていたときにも、
「随分、フィールドゴールが多いんだなぁ」とは思っていたのですが、
なるほど、こんな理由があったとは。
どうやら、アメフトに比べて、キッカーやパンターの重要度は、
かなり高そうな感じです。
そういえば、ダラス・カウボーイズのKマイク・ヴァンダージャットは、
元々、カナディアンフットボールで活躍していたところを見出されて、
NFL入りしたという経緯がありましたが、
そういうケースがもっとあってもいいのになぁ、と思うと同時に、
逆のケース(NFL→カナディアンフットボール)も多くあってもいいのに、
・・・と思ったりもしました。
まあ、現状としては、言うほど「優秀なキッカー」が、
NFL全体で有り余っているという状態ではないんでしょうけども・・・。
というわけで。
NFLの話題であろうが、NFLヨーロッパの話題であろうが、
はたまた、カレッジフットボールの話題であろうが、
そして、カナディアンフットボールの話題であろうが、
やっぱり、どうしてもキッカーには注目しちゃうんだな、という話でした。
今日の話題は、そんなところで。
全然関係ないですが、ピッツバーグ・スティーラーズQBベン・ロスリスバーガーの、
オートバイ事故の件で、ふと思ったこと。
どのニュース記事を見ても、「オートバイ事故で重傷」と書かれていますが、
(そして、僕もずっとそう書いていますが)
果たして、たった3日で退院した人間に対して、「重傷」という言葉が適切なのかどうか・・・。
いや、事故内容とか、怪我の状態とか聞くと、確かに「重傷」なんですけどもね。
ホント、体が頑丈なんだなぁ、という思いと、
運が良かったんだなぁ、という思いが入り混じってきます。
やっぱり、ロスリスバーガーには、何か付いてる(憑いてる?)なぁ。
そんなところで。