1校脱落・・・



アメリカはサマータイムが終了しまして、
本日より、日本とアメリカ東部時間とでは、14時間の時差となります。


となると、現地13時開始の試合が、日本時間午前3時開始になるわけで、
試合終了直後に感想を書くのは、非常に難しいところ。


そんなわけで、ここまで、日曜13時開始の試合の感想は、
生中継を見ながら「日曜日の日記」として書いておりましたが、
今週からは、日曜日の試合は全てまとめて、月曜日の日記に書くことにします。


で、本日は、カレッジフットボール第9週の結果と感想を。


まずは、この結果から。

  1st 2nd 3rd 4th  
USCPac-10 0 10 7 14 31
オレゴン州立大Pac-10 7 9 17 0 33



USCが負けてしまいました・・・。


同カンファレンスのランキング外校に敗れる、という、この波乱により、
「全米ナンバー1」は、完全に無理になりましたし、
今後の展開次第では、カンファレンス優勝も危うくなってくるかもしれません。
(まだ現時点では大丈夫ですが)


うーん、そうなってしまったか。


試合展開としては、見ての通り、USCの追い上げ届かず、というもの。


第3クォーター途中で、オレゴン州立大が「33点目」を入れたときには、
USCは、まだ10得点しか挙げておらず、この時点で23点差。


反撃は、第3クォーター終盤から始まります。


まず、オレゴン州立大が、自陣18ヤード地点、
フォースダウン残り2ヤード」の状況で、なんとランで2ヤードロス
どう考えても、ギャンブルにいくシチュエーションではないのですが、
どうやらパントミスが原因らしいです。


絶好の位置からのオフェンス機会を得たUSCは、その3プレー後にタッチダウン
これで、まず、「17対33」の16点差となりました。


で、第4クォーター。
オレゴン州立大のオフェンスを、あっさりと3プレーで終わらせると、
これまたあっさりと、USCは4プレーでタッチダウン


ここで、ツーポイントコンバージョンに挑み、成功。
これで、「25対33」の8点差。


次のオフェンス機会には攻めあぐねますが、
残り時間2分強で回ってきた、最後のオフェンス機会。


自陣20ヤード地点から、タイムアウト無し、という辛い状況ながら、
途中、フォースダウンギャンブルに1回成功したりもして、
ついに、残り時間7秒、タッチダウンに結び付けます。


そして、もちろん、ツーポイントコンバージョンに挑みます。
これに成功すれば、オーバータイム突入。


・・・だったのですが・・・。


試合展開としては、スリリングで面白いものだったと思います。
が、如何せん、相手は「格下」と言えるチーム。
負けてはいけない試合でした。


最初に書きましたように、「全米ナンバー1」は、もう無理です。


で、現在、「Pac-10」カンファレンスの首位は、
カンファレンス内5勝0敗のカリフォルニア大


USCとしては、カンファレンス優勝を果たすために、
3週間後のカリフォルニア大戦が「大一番」となってくるわけですが、
もちろん、そのほかの試合も、負けるわけにはいきません。


果たして、乗り切れるかどうか。


さて、では他の試合。
事前に注目していた2試合を。

  1st 2nd 3rd 4th  
マイアミ大(フロリダ)ACC 10 3 3 7 23
ジョージア工科大ACC 3 10 0 17 30



負けました。


今シーズンのマイアミ大(フロリダ)は、結局、
当初の期待を裏切ったままだった、ということに。


・・・いや、まだまだ、これから終盤戦に入っていくところではあるのですが、
カンファレンス優勝も無理っぽい状況になってきただけに、
そうまとめざるを得ないなぁ、と。


もちろん、「ランキング復帰」も消え去りました。

  1st 2nd 3rd 4th  
オクラホマ大Big 12 7 9 7 3 26
ミズーリ大Big 12 3 0 7 0 10



こちらは、「勝ち残る」ことが出来ました。


オクラホマ大は、RBエイドリアン・ピーターソンを失って、辛いところなのですが、
代わりに、RBアレン・パトリックが、2週連続100ヤードラッシュ、
特に今週は162ヤードも走り、チームの勝利に貢献しています。


現在カンファレンス首位のテキサス大に既に敗れているので、
カンファレンス優勝は厳しいところですが、
まだまだオクラホマ大、侮れないですね。


では、残りの試合は、結果をまとめて。

  1st 2nd 3rd 4th  
ノートルダム大独立校 10 14 7 7 38
海軍士官学校独立校 0 14 0 0 14


  1st 2nd 3rd 4th  
ミネソタ大Big Ten 0 0 0 0 0
オハイオ州立大Big Ten 10 7 13 14 44


  1st 2nd 3rd 4th  
UCFC-USA 7 14 3 7 31
ヒューストン大C-USA 10 7 14 20 51


  1st 2nd 3rd 4th  
アクロン大MAC 0 7 3 10 20
トレドー大MAC 14 7 0 14 35


  1st 2nd 3rd 4th  
UNLVMWC 0 3 3 17 23
ユタ大MWC 0 24 21 0 45


  1st 2nd 3rd 4th  
アーカンソー州立大Sun Belt 0 0 0 0 0
フロリダ大西洋大Sun Belt 3 10 2 14 29


  1st 2nd 3rd 4th  
フロリダ大SEC 7 7 7 0 21
ジョージア大SEC 0 0 7 7 14


  1st 2nd 3rd 4th  
ニューメキシコ州立大WAC 7 0 7 7 21
ネバダ大WAC 0 28 14 6 48



この中では、UCFアクロン大アーカンソー州立大が敗戦。
結局、注目しているノートルダム大+「11校」の今週の成績は「6勝5敗(1校お休み)」。
うーん、結構、負けたなぁ。


UCFは、2勝6敗で、もうとっくに望みがなくなっているところですが、
アクロン大も、これで3勝5敗。
「非BCSカンファレンス」所属校だし、ボウルゲーム進出は、難しいかもしれませんねぇ。
(「BCSカンファレンス」所属校なら、勝率5割で大体出場できたりします)


・・・と、今ざっと調べてみたところによると、(正確ではないかもしれませんが)
MAC」カンファレンスからボウルゲームに出場できるのは、どうやら3校のみ。


ああ、やっぱり無理か・・・。


アーカンソー州立大は、これが、カンファレンス内初敗戦。
対戦相手のフロリダ大西洋大は、先週までの結果を見る限りでは、
Sun Belt」カンファレンス内でも、そんなに強くないチームのはずなのですが・・・。


・・・やっぱり、アーカンソー州立大、よく分からないチームです。


とはいえ、まだまだカンファレンス優勝の望みはありますから、頑張ってもらいましょう。


さて、注目しているチームの中で、「全米ナンバー1」を目指す争いに絡んでいたのは、
オハイオ州立大USC西バージニア大フロリダ大あたりでしたが、
ここからUSCが「脱落」した形となりました。


フロリダ大は、激戦区「SEC」所属で評価は高いですが、既に1敗していますので、
現実的には、オハイオ州立大西バージニア大の、両無敗校に絞られたかもしれません。
(もちろん、無敗チームがこれからどんどん負ければ、話は別になってきますが・・・)


注目しているチーム以外も含めて、現在どういう状況になっているかは、
最新の「BCSランキング」が発表されてから見てみたいと考えています。


以上、カレッジフットボール第9週の結果と感想でした。