交代もいろいろ



NFL第17週の試合の感想を、ざっと簡単に。


なお、木曜日にNHKBS1で、デンバー・ブロンコスの試合が放送されるので、
ここでは、AFCプレーオフ争いについては触れません。
(まあ、NHKの放送でも、最後に結果を言っちゃってましたが・・・)


ただ、これだけは。


昨日、銃撃で亡くなった、
ブロンコスCBダレント・ウィリアムズのご冥福をお祈りします。


さて、では、感想なのですが、まずは、1試合だけ土曜日に行われていた、
ニューヨーク・ジャイアンツワシントン・レッドスキンズの試合について。


・・・なんてことをしてくれるんですか・・・。


・・・と、ここでジャイアンツが勝ったことに対する、
リーグ関係者の素直な反応は、こんな感じでしょうか。


いやぁ、これで、日曜日のNFCプレーオフ争い絡みの試合は、
ほとんど魅力を失ってしまいました。


まあ、勝ったほうを責めるのは筋違いでしょうから、
ここは「なんてことをしてくれたんだ、レッドスキンズ!」と言うべきところか・・・。


思えば、今シーズンのレッドスキンズには、何かと振り回されっぱなしでした。(僕が)


そもそも、レッドスキンズも応援しているチームの1つでしたが、
シーズン当初から、あまり成績向上も見られず、
同地区のダラス・カウボーイズとどちらを応援するか、となったら、
断然カウボーイズ、という状態になっていきました。


それなのに、第9週でカウボーイズに勝っちゃったり。


他の同地区チーム、フィラデルフィア・イーグルスジャイアンツには勝ってませんから、
これが、まず、この地区をかき回した一因。


更に、今シーズン、レッドスキンズが勝ったチームを並べてみると、
ヒューストン・テキサンズジャクソンビル・ジャガーズカウボーイズ
カロライナ・パンサーズニューオリンズ・セインツ


・・・えーっと、ほとんど僕が応援しているチームなんですけども・・・。


まあ、テキサンズあたりは実力的に仕方ないにしても、
セインツまで負けてるんだからなぁ。


なんか、レッドスキンズには、いろいろと邪魔されたような気がします。


それで強いんだったら文句は無いんですけど、結局5勝11敗ですからねぇ。


ホント、来シーズンは頑張ってください、ジョー・ギブズヘッドコーチ。


さて、次。
カロライナ・パンサーズニューオリンズ・セインツの試合。


やはり、事前に懸念(?)したような状況になりました。
セインツは、プレーオフを見据えて1シリーズで主力選手を下げ、
そして、パンサーズは久々にQBジェイク・デロームが出場しているという。


まあ、そうなってしまっては仕方がありません。
「セインツ勝利希望」でしたが、パンサーズ応援に切り替え。


主力が相手ではないということで、当然、勝たなきゃいけない試合となりましたが、
デローム自身は、なかなかの活躍を見せ、勝利できたので良かったです。


怪我の前には、デロームの不要論が出始めていたけれども、
なんとか、盛り返してシーズンを終われたかな?


また来シーズン、頑張ってくださいまし。


次は、クリーブランド・ブラウンズヒューストン・テキサンズの試合。


欠場濃厚と見られたブラウンズのQBチャーリー・フライが、「サプライズ出場」。
これには、ちょっとビックリ。


僕は、フライを応援していますが、
テキサンズのQBデイヴィッド・カーも応援していますから、
「どちらも頑張れー」という気分になって、観戦しました。


・・・しかし、結果は、「どちらもパッとせず」・・・。


なんだかなー。


フライが来シーズン、スターターとして戻ってこられるかが、
俄然、心配になってくるところですが、試合には勝ったカーにも、
「これではどうなんだ?」という暗雲が立ち込めてきそうで、ちょっと心配です。


まあ、今のブラウンズ対テキサンズの試合なんてこんなもの、と言えばその通りですが、
今シーズン、「躍進」を期待していた2チームだけに、
最後まで、ガッカリな感じでした。


来シーズンこそ、頑張れー。(フライとカーがスターターに戻ってきた上で)


さて次は、アリゾナ・カーディナルズサンディエゴ・チャージャーズの試合。


カーディナルズのQBカート・ウォーナーは、なかなかの好調ぶり。
なのに、常に劣勢を強いられたのは、随所にミスが目立ったからでしょう。


第3クォーター初めの、パントされたボールをキャッチミスして、
そのままタッチダウンされてしまったのなんか、その最たるものでしたが、
それよりも、納得がいかなかったのは、前半最後のドライブ


残り時間2分弱で、自陣27ヤード地点からオフェンスを進め、
残り時間13秒で、敵陣9ヤード地点まで攻め入りました。


このとき、サードダウン5ヤードなので、もう1プレーして、
タッチダウンが取れなければフィールドゴール・・・というのはセオリーどおりですが、
その1プレーで、ウォーナーのパスがWRアンクワン・ボウルディンに通り、
敵陣2ヤード地点でダウン。
そのまま前半終了。


・・・うーん・・・?


ウォーナーのミスなのか、ボウルディンのミスなのか、作戦ミスなのか、
はたまた、チャージャーズディフェンスが上手かっただけなのかは分かりませんが、
ターンオーバーされたわけでもないのに、ここで1点も取れなかったのは、
あまりにも痛い結果だったように思います。


トータルの獲得ヤードが相手より多かったって、これでは勝てませんわな。


しかし、僕が何より辛かったのは、「10対27」と大量リードした第4クォーター、
チャージャーズがQBビリー・ヴォレックを出場させてきたことで。


いや、出場してきたことは嬉しいですよ、もちろん。


しかし、最終的に、ここから詰め寄られて、
あわや同点にでもなろうかということになったのは・・・。


・・・ヴォレック、ここでアピールしないで、どこでアピールするのさ・・・。


先行きが非常に心配になりました。


クォーターバックの途中交代が多かった週ですが、次もそんな試合。
アトランタ・ファルコンズフィラデルフィア・イーグルス


まず、イーグルス側が、第1クォーターにQBジェフ・ガルシアを降ろして、
A・J・フィーリーに交代。


これは、一足先に試合が終わったカウボーイズが負けて、地区優勝が決まったため、
主力温存させたものでした。


なのに、「主力」が残っているファルコンズリードされて後半へ。


ここで、ファルコンズQBマイケル・ヴィックが怪我で退場。
QBマット・シュアブが出場することになりました。


今シーズン終了後の移籍も噂されるシュアブにとっては、
願ってもいないアピールチャンス


しかし、1タッチダウンは奪ったものの、全体としては、
可も無く不可も無くという感じだったのが、ちょっと残念でした。


いや、これが、普通の試合だったら、それでもいいんでしょうけどね。
何せ、相手は主力選手を休ませている状態だったわけですし・・・。


・・・ちょっと市場価値を落としたか?


さて、サンデーナイトゲームのグリーンベイ・パッカーズシカゴ・ベアーズの試合。


ホント、前日にジャイアンツが負けていればなぁ・・・。
・・・と思わずにはいられない結果で。


パッカーズのQBブレット・ファーヴは、相変わらずの出来でしたが、
まあ、この試合は、「ベアーズオフェンス総崩れ」って感じですね。


前半出場のQBレックス・グロスマンが悪かったのは確かですが、
後半出場のQBブライアン・グリーシーだって五十歩百歩です。


さてさて、プレーオフには、どういう体制で臨んでくることか。


最近、ベアーズの「クォーターバックの扱い」に苦言(?)を呈していますが、
ホント、このチームに在籍するクォーターバックたちが、
他チームより特別に劣っているとは思えません。


なんでベアーズには「フランチャイズクォーターバック」が、なかなか生まれないのか、
そろそろ真剣に考えた方が良いと思います。


・・・とか偉そうに言って、このままスーパーボウルまで勝っちゃったら、
ごめんなさいですが。(まあ、「グロスマンの活躍で」なら、それはそれで良いかも)


さて、「GAORA」で放送していた、
ジャクソンビル・ジャガーズカンザスシティ・チーフスの試合について。


プレシーズンにちょっとだけ注目した、ジャガーズのQBクイン・グレイが出てきましたねぇ。


出だしの好調さから、「大逆転勝利」まで期待したんですけども、
そこまで行かなかったのは、残念な限り。


でも、これなら、来シーズン、スターターを任せても良いと思うんだけどなぁ。


QBデイヴィッド・ギャラードも応援したいタイプのクォーターバックですが、
ジャガーズ一筋」のグレイが、いよいよ日の目を見る・・・というのも、
ちょっと見てきたくなってきました。


来シーズンに向けて、QBバイロン・レフトウィッチとあわせて、
「三つ巴」のスターター争いとなると思いますが、
この試合を見て、僕はグレイに勝ち取ってもらいたい、という気分になっています。


頑張れー。


さて、あとは、NHKBS1で放送していた、
オークランド・レイダーズニューヨーク・ジェッツの試合ですが、
まあ、特に何も書くことなし、ということで。


以上、第17週の試合の感想でした。