解禁後2日の状況



デンバー・ブロンコスからタンパベイ・バッカニアーズにトレードが決まった後、
引退を示唆していたQBジェイク・プラマーは、
最終的にどうなるか、今のところ不明な模様。


トレード自体は、成立しているようですが、
このまま引退する可能性も、休養(?)後にバッカニアーズ選手になる可能性もあり、
また、今後、トレードが無効になる可能性もあるようです。


さて、フリーエージェント交渉が解禁され、2日経ちました。
(3日目も半日以上過ぎていますが、とりあえずは2日目までで)


個人的に、最も気になった契約情報は、
サンディエゴ・チャージャーズGクリス・ディールマンについてのもの。


実は昨日、最初に入ってきたニュースは、
ディールマンシアトル・シーホークスへ」というものでした。


今シーズンはあまり取り上げる機会がありませんでしたが、
やはり、オフェンスライン選手に注目し始めたときに、
1番最初に応援していた選手ですし、動向は非常に気になっていまして。


で、ここまでのチャージャーズでの貢献度を思えば、問題なく残留かな、
・・・とか思っていたところでの移籍情報だったので、
「よっぽど、シーホークスから高い評価をされたのだろう」と思いながらも、
やや複雑な気持ちでした。


それが、一晩で一転。
チャージャーズからの6年契約に合意し、残留が決定しました。


つまりは、シーホークスからの契約提示があったため、
手放したくないチャージャーズが、それに対抗した大きな契約を提示したわけで、
ディールマンにとっては、万々歳の結果。


なんとも、嬉しい限りです。


今後も、チャージャーズのオフェンスを、
しっかりと支えていってもらいたいですね。


もう1つ、個人的に気になった情報。


マイアミ・ドルフィンズWRウェス・ウェルカーが、
ニューイングランド・ペイトリオッツから大型契約条件の提示を受けたようで。


制限付きフリーエージェント」なので、今後、ドルフィンズが、
契約にマッチして引き止めるかどうかを選択することになり、
まだ、ペイトリオッツ移籍かドルフィンズ残留かは分かりませんが、
どちらにせよ、大きな評価を受けたことになるわけで、なんとも嬉しい限りです。


しかし、ウェルカーがいなくなって、
QBジョーイ・ハリントンもいなくなったら(まだ分からないけど)、
ドルフィンズで応援していた選手が、ざっくりと消えてしまうなぁ。


まあ、今シーズン、ディフェンス選手で最も注目していた、
DEジェイソン・テイラーは残っているわけだし、
あと1人、「あの選手」が残っている(帰ってくる?)んだけども・・・。
(「あの選手」については、多分、そのうち触れる機会があるでしょう)


このままだと、来シーズンのドルフィンズは、あんまり応援しないことになりそうかなぁ。


ま、その分、ペイトリオッツとかに対する応援度を増していきたいですね。


・・・両チームのファンの人からは、「同地区ライバル間を簡単に乗り換えるな!」、
と言われそうですが・・・。(しかも、来シーズンの本命はバッファロー・ビルズだし)


さて、解禁後の最初の2日間の契約状況をざっとまとめてみたので、
簡単に報告しておきたいと思います。


まず、成立した契約は47件。


NFL.com」のフリーエージェントリストに載っていたのは448人だったので、
最初の2日間で、「契約決定率」が10%を超えています。


ちなみに、先ほどのウェルカーの件などは、
まだ「決定」していないので、入っていません。


やっぱり、出だしは早いですね。


ただ、昨年は、最初、移籍が多くて、だんだん残留が増えてきたと思うのですが、
現時点で、残留24件・移籍23件という状況。
今年は、残留する選手が多いのかなぁ。


例年、チームも選手も残留を望んでいながら、サラリーキャップの壁で、
泣く泣く移籍するケースも多いと思うのですが、
今年は、割と多くのチームで枠に余裕があるようで、
それが、こういう状況に表れているのかもしれません。
(もちろん、今後、どうなるかはまだ分かりませんが)


ポジション別では、オフェンスライン選手が、
残留6件・移籍6件で、最も多く決定しています。
もともとの人数も多いのですが、昨年に比べると、
早めにオフェンスライン選手を確保しておきたい意向が表れているような気もします。


割合的に移籍が多いのはラインバッカー選手で、残留2件・移籍5件。
これは、昨年と同じような状況。


逆に、ディフェンスバック選手が、残留5件・移籍2件と残留が多め。
昨年、出だしで最も多かった移籍情報がディフェンスバック選手のものだったので、
ちょっと意外な感じですね。


チーム別に見てみると、サンフランシスコ・49ersバッカニアーズが、
残留と移籍転入を合わせて「5件」で、最も多いようです。


中でも、49ersは、移籍転入が4件と、補強にかなり力を入れているのが見て取れますね。


次いで、ペイトリオッツの「4件」(残留1件・移籍転入3件)。
先ほどのウェルカーの件(未決定)もありますし、こちらも力が入っています。


また、移籍転入の数では、ビルズも「3件」と力が入っています。


逆に、移籍転出が多いのは、ボルチモア・レイヴンズ
既に、4人が他チームに流出しています。
サラリーキャップがキツいのかな。


残留が多いのはテネシー・タイタンズで、3件。
まずは足元を固めてから補強、というところでしょうか。


・・・と、まあ、まだ2日しか経っていないわけですから、
こんな数字は、すぐにひっくり返ってしまうでしょうけども、
やはり、「出だし」を見ると、チーム状況なども分かるような気がするので、
とりあえずチェックしてみました。


ちなみに。


昨年は、解禁後1週間後にいろいろな数字をまとめていましたが、
そのとき、最も「決定率」「残留人数」が多かったのは、
スーパーボウルチャンピオンピッツバーグ・スティーラーズでした。


当時は、「磐石だなぁ」とか思ったものですが・・・。


また、1週間後にようやく1人の残留が決まったシカゴ・ベアーズとか、
まだ1人も残留も移籍も決まっていなかったニューヨーク・ジェッツとか、
昨年は、なかなか「決定」に苦労しているチームがあったものですが、
今年は、最初の2日間で、既に、全てのチームで1人は「決定」しています。
(出ていっただけのチームはありますが)


これも、昨年と違う状況で、いろいろと裏事情を推測できて、面白いところですね。


そして。


昨年、最初の1週間で「移籍転出」が最も多かったチームは、
今年の現状と同じく、レイヴンズでした。


・・・出て行きっぱなし・・・?


本日は、こんなところで。