見えた道筋



アメリカンフットボールワールドカップも、いよいよ最終日。
「決勝戦アメリカ対日本の試合の感想を。


面白かった!


日本代表の皆さん、そして、アメリカ代表の皆さん、
良い試合をありがとうございました。


アメフトというスポーツの面白さが、いっぱい詰まった試合だったと思います。


今までアメフトに興味がなく、たまたま試合を見た多くの人に、
「細かいルールは分からんけど、結構面白いじゃん」、
と思ってもらえていたらいいなぁ、と望んでおります。


それから、中高生くらいのスポーツに秀でた人たちが、この試合を見て、
「俺がアメリカ代表を倒しちゃる!」と、
発奮してアメフトを始めてくれたりしたら、ホントに嬉しいです。


そう思える試合だったのではないでしょうか。


アメリカ代表は、本当に良いメンバーでしたね。
強すぎず、弱すぎず、日本代表がもう少しで勝てそう、という。


・・・とか書くと、誤解を招きそうですが、
アメリカの最高レベル」が無茶苦茶強いのは、当たり前の話で、
そんなチームが出てきて、良いことは何もありません。


日本代表は、今日、惜しくも負けました。
この結果を受けて、今後更なるレベルアップを図ることは間違いないところ。


そうすると、4年後のアメリカ代表は、同じレベルのチームを作ってきたら、
負ける公算が高くなってしまいますから、それなりにレベルを上げてくるでしょう。


さあ、そのチームに、4年後の日本代表は勝てるのか。


そういった繰り返しが、だんだんだんだん、日本のアメフトのレベルを上げていきます。
それも、目標がはっきりしている分、これまでよりも、
速いスピードでレベルが上がっていくことが期待されます。


4年後、あるいは、8年後。
日本代表がどんな強さになってくるのか。
本当に楽しみになってきますね。


そしてそれは、日本だけの話ではありません。


今回3位になったドイツ代表にも、「打倒、アメリカ代表」の道筋が見えたでしょうし、
スウェーデン、あるいは、まだまだレベル差はあれども韓国・フランス
更には、今回参加しなかったメキシコやカナダなどにとっても同様のことで。


次回、「第4回アメリカンフットボールワールドカップ」では、
「打倒、アメリカ代表」を合言葉に、全ての国がレベルを上げてくるのではないでしょうか。


日本も含め、多くの国で切磋琢磨して、
どんどんアメリカのレベルに近づいていってもらいたいところですが、
今回の大会で、ついに、その道筋が出来たように思います。


改めて、ちょうど良いチームを編成してきたアメリカ代表に、感謝したいですね。
4年後も、よろしくお願いします。


個人的なことを言えば。


今日の試合を観戦していて、3回、思わず涙が出てきました。


1回目は、両チームが入場してきたとき。
2回目は、第3クォーターを過ぎても接戦だったとき。
3回目は、表彰式でアメリカ代表が表彰されているとき。


非常に悔しく、そして、それと同じくらい嬉しい1日でした。


この大会の開催に尽力された全ての方に感謝します。
ありがとうございました。


そして最後に、もう1つ感謝を。


台風様。
逸れてくれて、本当にありがとう。


以上、アメリカンフットボールワールドカップの感想でした。