プレシーズンゲーム第1週の雑感



さて、ちょっと日記を書けないでいる間に、
プレシーズンゲームの第1週の試合が全て終了しました。


ざっと、個人的に気になる選手について、
いくつか気が付いたことを書き記しておきます。(本当に、ざっとだけですが)


まず、シンシナティ・ベンガルズデトロイト・ライオンズの試合。


いきなり、痛い。


アイアンズ兄弟の弟」という形で、ドラフト前から注目していた、
ベンガルズRBケニー・アイアンズが、この試合で怪我をして、今季絶望。
インジャリーリザーブ入りしてしまいました。


かなり残念。


そういえば、アイアンズ兄弟・アイアンズ兄弟と言いながら、
「兄」の方については、3月初め頃に書いたっきり、全く何も書いてませんでしたが、
CBデイヴィッド・アイアンズは、アトランタ・ファルコンズに6巡指名され、
今週の試合にも出場しています。


こうなったら、弟の分まで、兄に期待することにしようかな。(大変そうだけど)


試合に戻って、他の選手では、
今シーズンのNFLヨーロッパで活躍していたJ・T・オサリヴァンが、
ライオンズの控えクォーターバックとして登場して、大活躍。
(当時はシカゴ・ベアーズ所属でしたが、7月初めにライオンズと契約しています)


同じく、控えのQBダン・オーロヴスキーも大活躍で、(2人ともパス獲得200ヤード超)
この2人で、ライオンズの「2番手クォーターバック」の座を争っています。


ワールドボウルでのオサリヴァンのプレーぶりは、なかなか見ていて面白いものがあったので、
このまま、(出来ればスターターまで)のし上がってくれると嬉しいんだけどなぁ。


この2人の争いは、次週以降も、ちょっと注目しておきたいです。


一方、ベンガルズの控えクォーターバックでは、
カレッジ時代から注目していたQBジェフ・ロウが、3番手で登場。


たった2分間(ラストツーミニッツ)だけの登場でしたが、
もう少しで逆転勝利・・・という、非常に見所たっぷりの惜しいドライブを展開しました。


こちらも、今後に期待します。


次は、インディアナポリス・コルツダラス・カウボーイズの試合。


まあ、コルツQBペイトン・マニングとか、カウボーイズQBトニー・ロモとかは、良いとして。


コルツの控えQBジム・ソルジがなぁ。
いつまでたってもパッとしない・・・というか、年々パッとしなくなっていくというか・・・。


多分、「マニングのサポート」という意味で、
今シーズンも2番手はソルジだと思うのですが、
万が一、マニングに何かあった場合のことを考えると、心もとないよなぁ。


・・・まあ、そうでなくてもコルツは、マニングに何かあった時点で、
「シーズン終了」というイメージではあるんですけどもね。


昨シーズンも、シーズン前に、同じようなことを書いていたような気もしますが、
きっと、来年以降も、毎年同じことを書くことになるんだろうなぁ、とか思ったり・・・。


次。
アトランタ・ファルコンズニューヨーク・ジェッツの試合。


QBジョーイ・ハリントンが、ファルコンズでのデビュー戦。
うん、まあ、いい感じじゃないですかね。


今のところ、「決め手に欠ける」とか「エンドゾーン手前で突然悪くなる」とか、
そんなところは見られないので、どうか、この調子で。


ファルコンズKビリー・カンディフは、フィールドゴール3本全て成功。(最長45ヤード)
こちらも、上々の滑り出しでしょう。


次は、ニューイングランド・ペイトリオッツタンパベイ・バッカニアーズの試合。


クォーターバックが、一体どういう陣容になって開幕を迎えるのか、
まだまだ分からないバッカニアーズは、この試合、
 QBジェフ・ガルシア→QBルーク・マカウン→QBブルース・グラドカウスキー
・・・という順番で登場。


うーん、やっぱり、QBクリス・シムズは、キツいのかなぁ。


あの「脾臓摘出」の怪我が、順調に成長していたシムズの未来を奪ったのだとすると、
本当に、残念なところです。


次は、セントルイス・ラムズミネソタ・ヴァイキングスの試合。


期待のヴァイキングスRBエイドリアン・ピーターソンは、11回33ヤード獲得。
まあ、初戦としては、そんなところか。


もちろん、来週以降、右肩上がりになっていってもらいたいところです。


ラムズは、4番手クォーターバックとして、
昨シーズンのNFLヨーロッパで何回か名前を出していた、QBブロック・バーリンが登場。


最後、勝ち越しドライブを演出していました。


「3番手」の座は、QBライアン・フィッツパトリックとの争いになります。
ちょっと注目。


そういえば、バーリンダラス・カウボーイズを解雇されてラムズに拾われ、
代わりにQBドリュー・テイトが解雇されたことは、この日記に書いていましたが、
テイトの「拾う神」は、まだ現れていないようです。


なお、この試合、ラムズキッカーは、Kジェフ・ウィルキンズではなく、
新人Kケヴィン・ラヴェルでした。(フィールドゴールは全2回成功)


怪我なのか何なのかは分かりませんが、このスターター争いの行方も注目です。


次は、バッファロー・ビルズニューオリンズ・セインツの試合。


ホールオブフェイムゲーム」では、いまいちパッとしなかった、
セインツQBドリュー・ブリーズですが、この試合は、まあまあ。


この調子で。


ビルズQBのJ・P・ロスマンは、ちょっといまいちだったかな。
残り3試合で、しっかりと調子を上げてくださいよ。


次は、ワシントン・レッドスキンズテネシー・タイタンズの試合。


タイタンズのQBヴィンス・ヤングが、チーム規律違反で試合に出場していなかったりしたけど、
ま、特に書くこと無し。


次は、ジャクソンビル・ジャガーズマイアミ・ドルフィンズの試合。


ジャガーズの3番手クォーターバックは、
さすらいのドラフト全体1位指名選手、QBティム・カウチ


そういえば、この日記に名前を書くのも、2年ぶりになるのか。


で、この人、7月の終わりごろにジャガーズに加入していたのですが、
なんでそうなったかというと、元々「3番手」だったQBクイン・グレイが、
怪我でPUPリスト入りしてしまっていたためなんですよね。


まだ、今シーズン中の復帰の可能性は残されていますが、
今のグレイの立場で、この時期に離脱するのは、結構痛いよなぁ。


グレイには、ジャガーズスタータークォーターバックを勝ち取ってもらいたいと、
個人的に望んでいるので、早期復帰をしてもらいたいところです。


ちなみに、カウチの成績は、パッとせずでした。


次は、カンザスシティ・チーフスクリーブランド・ブラウンズの試合。


なんでも、ブラウンズスタータークォーターバックは、
ロメオ・クレネルヘッドコーチが、コインを投げて決めたそうで。


・・・いや、「甲乙付けがたい」と言えば聞こえがいいけど、どうなんだろう、これ。


で、めでたくコインで勝って、スターター出場したQBチャーリー・フライは、
パス15回中12回成功で122ヤード獲得。


と、「パス成績」としては、まあまあなのですが、
サックされたり、ファンブルしてリターンタッチダウンされたり・・・ということがあって、
ちょっと、印象的には、良くなかったかも。


更に、前半終了間際には、敵陣5ヤード地点まで攻め込みながら、
不用意に時間を潰してしまって、フィールドゴールすら逃してしまっていたり・・・。


・・・おーい、しっかりしろよー。


かといって、「コインで負けた」QBデレック・アンダーソンも、
そんなにパッとしなかったので、どっちもどっちなわけですが・・・。


もっともっと頑張れ、フライ


チーフスのスタータークォーターバックは、「既定路線」でQBブローディ・クロイルでしたが、
こちらも、サックされるはファンブルするは、
挙句にインターセプトまでされるはと、散々な出来。


次週以降もこのままの出来・・・ってことはないでしょうが、
下手すると、QBデイモン・ファードの「返り咲き」もあり得るかもなぁ、
・・・と、そんなことが頭をよぎりました。


次は、カロライナ・パンサーズニューヨーク・ジャイアンツの試合。


パンサーズの控えQBデイヴィッド・カーが、なかなか良い出来を見せた試合ですが、
個人的には、それよりも、ジャイアンツのQBジャレッド・ロレンゼンが、
気になって、気になって・・・。


ご存知(?)、超巨体(というか、太ってる)クォーターバックですが、
いきなりスクランブルで14ヤード走ったかと思えば、
パスでも、75ヤード獲得して1タッチダウン


ああ、見たい。
この選手の活躍を、もっと見てみたい。


相当な「個性派」で、人気が出ると思うけどなぁ。


次は、シカゴ・ベアーズヒューストン・テキサンズの試合。


実は、プレシーズンゲームで何が楽しみか、ってことを考えたときに、
真っ先に思い浮かんだのが、ベアーズのQBカイル・オートンの名前だったりしまして・・・。


この選手の活躍を見られるのは、今のところ、プレシーズンゲームだけですからねぇ。


・・・という僕の期待に応えて(?)、オートンはこの試合、
第2クォーターの途中から、試合終了までという、長時間に登場。


ありがとう、ラヴィ・スミスヘッドコーチ。


で、気になる「出来」なのですが、
良いか悪いかで言えば、うーん、いまいちだったかも。


ただ、まあ、パス25回中16回成功で151ヤード獲得1タッチダウン
加えて、最後には逆転勝利した、ということを考えれば、言うほど悪くはないのか。


もっともっと活躍して、「2番手」の座くらいは狙ってもらいたいんですけどねぇ。
今シーズンは、まだ「3番手」で終わりかな。


・・・と、そうか、忘れていた。
ベアーズには、新人QBクリス・リークがいたんだった。


今週、オートンにこれだけの出番があったということは、
来週はリークの番・・・ということなんだろうか・・・?


で、良い方を残す、と。


僕は、リークにも期待しているのですが、
うーん、でも、やっぱり、オートンに負けてもらいたくないなぁ。


今度の試合は、複雑な気分で見ることになるかもしれません。


ベアーズの選手では、今シーズンは、RBギャレット・ウルフに注目しているのですが、
この試合、本職よりも、リターナーとして、なかなか良いスタッツを残しました。


じゃあ、今シーズンは、ウルフの「108ヤードリターンタッチダウン」に期待かな。
(2度あることは3度・・・は無いか、さすがに)


ベアーズのKニック・ノヴァクは、キックオフとトライフォーポイントのキックだけで登場。
フィールドゴールは正キッカーKロビー・ゴウルドが3回とも担当していました。


が、そのうち1回は失敗。(52ヤードという長距離でしたが)
ノヴァクにも、チャンスがあるかも?


次は、アリゾナ・カーディナルズオークランド・レイダーズの試合。


カーディナルズのQBカート・ウォーナーが、2番手で登場し、
パス全2回成功で73ヤード獲得1タッチダウン


もちろん、ウォーナーが活躍するのは、嬉しいといえば嬉しいですが、
でも、さすがにもう、いくら活躍しても「2番手」は確定だろうからなぁ。


むしろ、今シーズンは、QBマット・ライナートがしっかりと活躍してくれないと、
ウォーナーの「立場」も相まって、余計なストレスが発生しそうです。


頼むよ。


なお、前半終了間際に、カーディナルズKニール・ラッカーズが、
なんと、59ヤードのフィールドゴールに成功。


素晴らしいです。


次は、グリーンベイ・パッカーズピッツバーグ・スティーラーズの試合。


先週の「ホールオブフェイムゲーム」で注目した、
スティーラーズの新人RBゲイリー・ラッセルが、
今週もラン9回56ヤード獲得と、コンスタントに活躍。


ますます今後が楽しみになるところです。


なお、もう1人、そのときに目立っていたFBケアリー・デイヴィスは、
この試合では、ボールを持つ機会はありませんでした。


パッカーズの「正キッカー争い」は、フィールドゴール1回ずつ成功で五分五分。
ただ、新人Kメイソン・クロスビーは、52ヤードを成功し、良いアピールをしています。


次は、シアトル・シーホークスサンディエゴ・チャージャーズの試合。


チャージャーズの控えQBビリー・ヴォレックは、
パス18回中13回成功143ヤード獲得1タッチダウン


・・・と、それだけ見れば良いのですが、サックされたり、
サックされてファンブルしたり、サックされてなくてもファンブルしたりと、
そんなところが、減点材料。(多いな・・・)


なお、この試合では、もう一方の、シーホークス控えQBセネカ・ウォレスが、
パス25回中17回成功191ヤード獲得1タッチダウンインターセプトと、
インターセプトこそあるものの、なかなかの爆発を見せて、結構評価を上げた模様です。


QBマット・ハセルベックは、この試合スターター出場をしていたとはいえ、
オフシーズンに受けた手術からの回復が、ちょっと心配されているようなのですが、
こういうしっかりした控えクォーターバックがいれば、心配はいらないですね。


いや、ハセルベック本人は、いろいろと心配でしょうが・・・。


次は、フィラデルフィア・イーグルスボルチモア・レイヴンズの試合。


試合結果が「3対29」。


いや、プレシーズンゲームは、勝敗も点差も全く関係ないのですが、
だからこそ、これだけ差がつく試合も、あまり見ないような・・・。


イーグルスWRジェレミー・ブルームが、怪我による1年のブランクを経て、
いよいよ登場。


レシーブでも2回16ヤードというスタッツを残しましたが、
それよりも、キックオフリターン5回108ヤード、
パントリターン2回29ヤード・・・ということの方が目立ちました。


いいですね。
改めて、期待したいところです。


レイヴンズの控えQBカイル・ボウラーはパッとせず。
・・・「3番手落ち」が、現実味を帯びてきました・・・。


そして最後に、デンバー・ブロンコスサンフランシスコ・49ersの試合。


ブロンコスのQBジェイ・カトラーは、スタッツこそパス2回中1回成功24ヤード獲得と、
いまいちパッとしていないように見えますが、
スクランブルも含めて、しっかりとドライブタッチダウンまでつないだのは、
なかなか良かったと思います。


そのドライブでは、新加入のRBトラヴィス・ヘンリーが目立っていましたが、
やっぱり個人的には、昨シーズンに引き続き、RBマイク・ベルに期待したいところ。
この試合の出来も、良かったのではないでしょうか。


なお、この試合、何より楽しみだったのは、
49ersの新人QBルーク・ゲッツィの登場でしたが、
この試合では、出番がありませんでした。


改めて力を込めておきますが、今シーズンのルーキー選手で、
僕が最も力を込めて応援しているのは、ゲッツィです。


そんなこともあって、「Play-By-Play」を見ながら、
第4クォーターのあたりなどは、
次のシリーズでは出るか、次のシリーズでは出るか・・・と、ドキドキしっぱなし。


・・・出てくる前からこれですから、実際出てきたら、
とてもとても、見てられないんじゃないかと・・・。(いや、見るけども)


多分、次週の試合には出てくると踏んでいるので、
更にドキドキしながら、見ていたいと思います。


・・・以上。


プレシーズンゲーム第1週の感想、というか、まあ、
何人かの選手をピックアップしての雑感でした。