好調←→いまいち
NFLプレシーズンゲーム第２週。
ここまでに行われた５試合の簡単な感想を。
公式サイトがリニューアルされた、ということは、
「Play-By-Play」のページも新しくなっているわけで。
そのページをダウンロードして、内容を解析してから試合を楽しんでいた者としては、
それの対応で、今週はちょっと時間を取られましたが、
まあ、基本的には、文面の形式が変わってないので良かったかな。
さて、まずは、マイアミ・ドルフィンズ対カンザスシティ・チーフスの試合。
チーフスは、先週の試合ではQBブローディ・クロイルがスターターでしたが、
今週は、QBデイモン・ファードがスターター出場。
やっぱり、今シーズン（少なくとも序盤）どちらでいくかはまだ分からない、
ということなのでしょう。
で、ファードがいまいちパッとせずに３シリーズで下がった後に、クロイルが登場すると、
いきなり、パス６回中５回成功、６８ヤード獲得してタッチダウンという出来。
おお、先週とは見違えるなぁ。
・・・と、思ったら、その後がいけない。
パス５回中１回成功１４ヤード獲得１インターセプト、という・・・。
最初のシリーズの出来だけなら、間違いなく、
クロイルがスターターで良いと思えるんですけどねぇ。
ま、その後の出来も加えても、先週よりは良いので、「上向き」って考えればいいのかな。
来週以降にも注目です。
対するドルフィンズは、一応、QBトレント・グリーンが、
「スターター待遇」ということで、チーフスから移籍してきているはずなのですが、
先週も今週も、いまいちパッとしません。
登場時間の違いはありますが、先週も今週も、
「グリーン→QBクリオ・レモン→QBジョン・ベック」という順番で登場し、
１番安定しているのは・・・うーん、レモンかなぁ。
ベックも、まあ、いいけど。
「将来のスターター」のベックは、今シーズン３番手としても、
この調子だと、開幕第５週頃には、レモンがスターターになってるんじゃないかなぁ、
・・・と、そんな気もします。
個人的には、レモンに頑張ってもらいたい気持ちがあるかな。
もし開幕からスターターなら、結構応援しちゃうかもしれません。（可能性は低いけど）
こちらも、動向には注目です。
次は、ミネソタ・ヴァイキングス対ニューヨーク・ジェッツの試合。
ヴァイキングスRBエイドリアン・ピーターソンが、先週の期待どおり「右肩上がり」。
うん、いいですね。
第２クォーターに２シリーズ出ただけですが、特に最初のシリーズでは、
いきなり４３ヤード獲得して、その後、５ヤード・２ヤード・４ヤード、
そして、３ヤードタッチダウンラン・・・ということで、
間に２回パスを含んでいますが、ほとんど「ピーターソンシリーズ」と化してました。
ピーターソンが、こういう活躍をコンスタントに出来たならば、
今シーズンのヴァイキングスオフェンスは、相当に強いだろうなぁ。
ちょっと期待してしまいます。
ジェッツは、先週の試合で登場しなかったQBチャド・ペニントンが登場。
・・・で、２インターセプト。
ま、この人は、レギュラーシーズン開幕に調整が間に合えば良いのでしょうね。
さて次は、テネシー・タイタンズ対ニューイングランド・ペイトリオッツの試合。
どうでもいいのですが、
http://www.nfl.com/gamecenter/playbyplay?game_id=29472&displayPage=tab_play_by_play&season=2007&week=PRE2
よくよく見ると、「Play-By-Play」のところに出てくるチーム名が、
「Tennessee Oilers」になってるし・・・。
・・・２年間しか使われていない名称なのにねぇ。
（まあ、「ヒューストン・オイラーズ」時代は長いので、そちらの記憶なのでしょうが）
この「Play-By-Play」は、全て手で入力しているわけではなく、
ある程度、型が決まっていて、項目を選択して作成しているのだと思われるので、
入力した人ではなく、「新システム」の問題なのでしょう。
うーん、中途半端にNFLに詳しい人が、システムを開発したのか・・・？
・・・と、どうでもいい話でした。
試合は、ペイトリオッツQBトム・ブレイディが、
いきなりインターセプトリターンタッチダウンを喰らったかと思えば、
すぐ次のシリーズでタッチダウンパスを通し、
（ちなみに、これは、WRウェス・ウェルカーの２８ヤードタッチダウンレシーブ）
直後のタイタンズオフェンスで、QBヴィンス・ヤングがファンブルしてターンオーバーとなり、
折り返しは、ラン・ラン・ラン・ラン・ラン・ランでタッチダウン。
ここまで、試合開始からジャスト８分。
・・・忙しい試合だなぁ。
なお、ブレイディは、その後にも更に１インターセプト喰らってます。
まあ、それでもパス１９回中１０回成功１４５ヤード獲得と、これはまずまずか。
一方のヤングは、パス１７回中５回成功１０２ヤード獲得・・・と、いまいち感バリバリ。
先週の試合に出ていなかったとはいえ、ちょっと成功率が低すぎるよなぁ。
その「５回１０２ヤード」のうち、２回６６ヤードは前半最後のシリーズで出たものですが、
このシリーズがまた、なんとも。
パスで、ぽーんと敵陣３ヤード地点まで進み、
そこでのファーストダウンから、ギャンブルまでして、結局、得点を奪えなかったのですが、
その「４回」の攻撃のうち、２回がヤングのラン。
こういうのを見ると、やっぱり安易だよなぁ、という気がしてしまいます。
ヤングは、例の「マッデンジンクス」がささやかれるシーズンとなりますが、
（テレビゲーム「MADDEN NFL」のカバーを飾った選手に不幸が訪れる、という）
そうじゃなくても、そもそもヤングは、活躍する方が大変だと思うんですけどねぇ。
活躍できなくても、それは「呪い」のせいじゃないですよ、きっと。
次は、アトランタ・ファルコンズ対バッファロー・ビルズの試合。
ファルコンズのQBジョーイ・ハリントンは１インターセプトと、ちょい乱調も。
まあ、これくらいはあります。
最初のシリーズとかは、結構良かったと思いますよ。
気になったのは、ファルコンズは、何人かの選手の怪我や病気で、
今年のドラフト７巡指名RBジェイソン・スネリングという選手が
「スターターランニングバック」を務めていますが、
どうも、いまいち、大事なところで信用が置けないんじゃないか、
・・・というような気がしてきています。
なんとなく、ですけどね。
最初のシリーズも、得点を奪えなかったのは、
ゴール前での「押し込み」に、スネリングが２回失敗しているせいでしたし、
その後も、ランはあんまり出ないし、パスレシーブしたらファンブルでターンオーバーしたりと、
どうにも、パッとせず。
万が一、スターターの座が転がり込んできたとしても、やや心配なところです。
ビルズQBのＪ・Ｐ・ロスマンは、うーん、今週もいまいちかなぁ。
残り２週で、しっかり調整頼むよ。
なお、ファルコンズのKビリー・カンディフは３回中２回成功。
失敗したのは、前半終了間際の「ダメもと」５４ヤードなので、これは仕方ないでしょう。
カンディフの調子が今から良いのは、ちょっと嬉しいところですね。
さて、本日の最後に、カロライナ・パンサーズ対フィラデルフィア・イーグルスの試合。
パンサーズの控えQBデイヴィッド・カーは、今週も悪くないなぁ。
僕は、基本的には、パンサーズの正QBジェイク・デロームを応援していますが、
カーの調子が良いとなれば、こちらに頑張ってもらいたい気もしないでもなく。
ま、こればかりは、成り行きを見守ることになるでしょうけどね。
イーグルスのWRジェレミー・ブルームは、今週もパントリターンで、まあまあ良い感じ。
パントリターンで、走ったときに平均１０ヤードくらいコンスタントに出せるのは、
強い武器になるでしょうねぇ。（レギュラーシーズンでも維持できるなら）
楽しみにしています。
以上、プレシーズンゲーム第２週のうち５試合の雑感でした。
