パンターランキング(第1週時点)
さて、続けて、「パンターパワーヤード」です。
では、ランキングを・・・といきたいところなのですが、
実は、まだ「規定回数」に達した選手が、現時点では1人もいないのでした。
なお、「パンターパワーヤード」の「規定回数」は「1週あたり2.5回」、
つまり、第5週までは「10回」ということになります。
対象者がいないから、これでおしまい・・・では何なので、
一応、現時点の上位5人を、参考までに載せておきます。
順位 | 選手名 | PPY | 回数 | 平均 | NET平均 |
---|---|---|---|---|---|
マット・マクブライアー (ダラス・カウボーイズ) |
14.0 | 2 | 54.0 | 47.5 | |
マット・ターク (ヒューストン・テキサンズ) |
12.0 | 3 | 55.0 | 48.7 | |
ジェイソン・ベイカー (カロライナ・パンサーズ) |
9.7 | 3 | 52.7 | 49.0 | |
シェイン・レクラー (オークランド・レイダーズ) |
8.3 | 3 | 49.7 | 43.7 | |
クリス・クラウ (ミネソタ・ヴァイキングス) |
7.6 | 5 | 38.0 | 37.8 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
まだ2回しか蹴ってませんが、昨シーズンの「(ダントツ)ナンバー1パンター」、
マクブライアーは、今シーズンも好調のようですね。
なお、上記の表の「平均」「NET平均」は、あくまで参考値です。
特に「NET平均」は、合計の仕方が独自ですので、公式スタッツと異なってきます。
ご了承ください。
というか、まあ、そもそも、計算に「NET平均」は利用してないんですけどね。
http://d.hatena.ne.jp/Kiyota/20060608#p2
http://d.hatena.ne.jp/Kiyota/20060614#p1
「パンターパワーヤード」のコンセプトは、この2つの日記で。
ざっとまとめると、パンターの能力を飛距離だけではなく、
自陣奥深くからは出来る限り遠くに蹴れるか、浅い位置からは敵陣深くに落とせるかどうか、
・・・という観点で見てみよう、というものです。
今週のマクブライアーの値を、ここで計算してみますと、
自陣48ヤード地点から敵陣8ヤード地点へのパント:20 - (8 + 5) = 7
自陣30ヤード地点から敵陣6ヤード地点へのパント:64 - 43 = 21
平均:(7 + 21) ÷ 2 = 14.0
詳しくは、上記の後者の日記に書いてありますが、
自陣48ヤード地点から蹴った場合には、「敵陣8ヤード地点に落とした価値」が測られ、
自陣30ヤード地点から蹴った場合には、「飛距離64ヤードの価値」が測られています。
飛距離の平均ならタークの方が上ですが、
こういう考え方により、マクブライアーの「価値」を上と判定しているわけです。
- 4.0以上 素晴らしい
- 3.0〜3.9 なかなか良い
- 2.0〜2.9 普通
- 1.0〜1.9 良くない
- 0.0〜0.9 悪い
- マイナス 問題外
「パンターパワーヤード」の目安は、こんな感じで。
つまりは、まあ、「14.0」なんて、とんでもない値なのですが、
これも「シーズンを通した値として」の目安なので、1試合だけでは何とも言えません。
また、これは昨シーズン実際に推移を見ていて気が付いた特徴ですが、
「パンターパワーヤード」は、回数が少ないと極端な値が出やすいようですので、
この後、だんだんと、「それなり」の値に収束していくはずです。
ただ、昨シーズンのマクブライアーは、1人だけ「規格外」の値「6.4」を記録しており、
この出だしなら、今シーズンも高い値が期待できるのかもしれませんね。
こちらも、本格的には、対象人数が増えてきてから、いろいろと見ていきましょう。
以上、第1週時点の「パンターパワーヤード」でした。