ディフェンス選手ランキング(第2週時点)
さて次は、「ディフェンスインパクトポイント」です。
まずは、第2週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
DE ブライアント・ヤング (サンフランシスコ・49ers) |
42 | 4 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 |
LB ルーズヴェルト・コルヴィン (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
75 | 3 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 |
SS ダレン・シャーパー (ミネソタ・ヴァイキングス) |
56 | 8 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
ヤングは、接戦となったセントルイス・ラムズ戦で、
ファンブルによるターンオーバーを引き起こすサックと、
試合終盤の決定的なサックを記録。
特に、後者のものは、7ヤード後退させているのですが、
その2プレー後が、「フォースダウン残り3ヤード」からの、
56ヤードフィールドゴール挑戦(失敗)だったことを思うと、
チームの逆転負けを防いだプレーとも言える、値千金のものでした。
今週、1番値の高かったコルヴィンは、
相手(サンディエゴ・チャージャーズ)の最初のオフェンスプレーでいきなりインターセプトし、
更に、第1クォーターのうちに、サックによるファンブルターンオーバーを引き起こし、
第4クォーターにも、サックでファンブルフォースという活躍。
かなりの活躍と言えますが、離れた点差で決着したので、
結果として、そんなに目立たないものになってしまったのかな。
シャーパーは、相手の先制点をエンドゾーンで防ぐインターセプトに、
決まれば52ヤードゲインとなるところだったパスを防いだインターセプト、
更に、第4クォーターには、フィールドゴール圏内でファンブルを引き起こして同点を守るなど、
とにかく、八面六臂の大活躍でした。
ところが、結局、チームは、オーバータイムの末にデトロイト・ライオンズに敗戦。
目も当てられないのは、2つ目のインターセプトのときで、
敵陣18ヤード地点から投げられたものを、自陣30ヤード地点で防いだのですが、
その直後の折り返しのオフェンスで、いきなりインターセプト。(ほぼその位置で)
結果、折り返しのライオンズオフェンスに、タッチダウンを取られてしまったので、
こんなことなら、インターセプトするんじゃなくて、ボールを叩き落しておけばよかった、
・・・とか思わざるを得ないのは、なんとも可哀想なところです。
さて、第2週時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位(比) | 選手名 | ポイント | タックル | ロス | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(↑) | LB ルーズヴェルト・コルヴィン (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
75 | 3 | 0 | 2 | 0 | 1 | 2 |
2位(↑) | LB ローファ・タトゥープ (シアトル・シーホークス) |
74 | 20 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 |
3位(↓) | DE カリンバ・エドワーズ (デトロイト・ライオンズ) |
69 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 2 |
4位(↑) | LB バレット・ルード (タンパベイ・バッカニアーズ) |
68 | 19 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 |
5位(↓) | LB マイク・ヴラベル (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
66 | 7 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 |
6位(↑) | SS ダレン・シャーパー (ミネソタ・ヴァイキングス) |
63 | 15 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 |
7位(↑) | LB カーク・モリソン (オークランド・レイダーズ) |
62 | 13 | 3 | 0 | 2 | 2 | 0 |
8位(↓) | DE ディウェイン・ホワイト (デトロイト・ライオンズ) |
61 | 6 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 |
9位(↓) | DE ロバート・ジャザース (シンシナティ・ベンガルズ) |
59 | 4 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 |
10位(↓) | LB ジェイムズ・ファリアー (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
57 | 10 | 2 | 1 | 2 | 0 | 1 |
(NFL - My New Ratings & Stats)
今週、最も値の高かったコルヴィンが1位に躍り出ました。
実はコルヴィン、先週の試合では、何のスタッツも付いていなかったんですよね。
つまり、1週だけの活躍で1位に躍り出てしまったわけです。
先ほど触れた、「可哀想」なシャーパーも、
先週は7ポイントの207位でしかなかったのですが、今週の活躍で一気に6位に。
まだ第2週ですから、「固め打ち」の躍進が目立ちますね。
今週の週間MVPを受賞したルードも、先週80位から一気に4位になっています。
なお、AFCの週間MVPはインディアナポリス・コルツのSSボブ・サンダースでしたが、
「ディフェンスインパクトポイント」上では、今週35ポイント、
現時点のランキングでも16位に止まっています。
サンダースの今週の公式スタッツ「11タックル2.5サック」は、
この値の計算上では、「8タックル3サック」という扱いになりますが、
(だから、8+3×9=35ポイント)
やはり、ファンブルフォースを伴っていないと、あまり高い値にはならないですね。
このあたりは、この値の特性として見ていただければ。
一般的なことを言えば、サックし続ければファンブルフォース数も増えてくるでしょうから、
1週1週でどうこう言うより、シーズンを通して見るべき値と言えるのかもしれません。
以上、第2週の「ディフェンスインパクトポイント」でした。