ハリントンの「運」
NFL第3週、現地日曜夕方以降に行われた6試合の感想を。
・・・書こうかと思ったのですが、軽くパスしてもいいですか・・・?
ジャクソンビル・ジャガーズ対デンバー・ブロンコスの試合。
「勝利希望」はブロンコス。
クリーブランド・ブラウンズ対オークランド・レイダーズの試合。
「勝利希望」はブラウンズ。
シンシナティ・ベンガルズ対シアトル・シーホークスの試合。
「勝利希望」はベンガルズ。
カロライナ・パンサーズ対アトランタ・ファルコンズの試合。
「勝利希望」はファルコンズ。
ニューヨーク・ジャイアンツ対ワシントン・レッドスキンズの試合。
「勝利希望」はレッドスキンズ。
・・・夕方の5試合、全滅ってどういうことですか・・・。
心が・・・心が折れました・・・。
母ちゃん・・・東京は怖かところばい・・・。(関係ない)
・・・いや、ホント、今週は、バッファロー・ビルズQBのJ・P・ロスマンが、
試合開始早々に怪我で退場してしまっただけで、もう「最悪」と思ってましたが、
弱り目に祟り目、「これでもか」という感じで。
・・・NFL観戦の神様、酷いよ・・・。
まあ、これで、サンデーナイトゲームまで同じような結果だったら、
本当にどうしようもないところでしたが、
ダラス・カウボーイズがシカゴ・ベアーズに快勝してくれたことだけが、
僕にとっての救いでした・・・。
・・・えーっと、とりあえず、1試合だけ。
「GAORA」とNHKのBS1の両方で放送されていた、パンサーズ対ファルコンズの試合。
ええ、もちろん、両方とも見ましたとも。
第4クォーターは、「QBデイヴィッド・カー対QBジョーイ・ハリントン」という、
「ごく一部の」ファン垂涎の展開となりましたね。
・・・もちろん、僕はその「ごく一部」に含まれていますが。
ただ、プレシーズン中に書いていましたように、「カーが出場する」ということは、
何らかの事態でQBジェイク・デロームが出場できなくなったことを意味します。
それは、僕にとって、望ましいことではありません。
その「望ましくない事態」が起こってしまったのは、残念なところです。
どうか、デロームの怪我の程度が酷くありませんように。
しかし、先週も先々週も書いていますが、
なんとクォーターバックの怪我が目立つシーズンなのでしょうか。
これ以上、連鎖の続かないことを願いたいものです。
さて、ハリントン。
しょうがないことではありますけども、
「GAORA」でもNHKのBS1でも、ハリントンへの見方は厳しいものですねぇ。
解説を聞いていて、居たたまれなくなってしまいましたよ。(特にBS1の方の序盤)
まあ、「チームを勝たせること」がクォーターバックの何よりの仕事。
勝てなければ、何を言われても仕方がないです。
この試合も、ハリントンの出来が原因で負けたのかというと、
決して、そんなことは無いと思います。
でも、「勝っていない」という事実が重い。
そして、それこそが、クォーターバックとしての「実績」です。
それにしても、ハリントン、なんという「勝ち運」のなさなんでしょうねぇ。
先週などは、オフェンスにあと一押しあれば勝てたかも、
という中で、一押しできずに敗戦したかと思えば、
今週は、オフェンスが良い形を作っていた中でも勝てず。
逆なら「1勝1敗」なところが、2敗。
運が無いです。
ハリントンは、デトロイト・ライオンズで4シーズンスターターを務め、
マイアミ・ドルフィンズ時代にはQBダンテ・カルペッパーの怪我でスターター、
そして、今シーズンは、QBマイケル・ヴィックの「事件」でスターターになってます。
結果は残せていないのに、なぜか毎年試合に出場できている。
そんなところから、ハリントンは「運が良い」と見る人が多いと思います。
でも、「擁護派」の僕としては、こう考えます。
実力がなければ、「第2クォーターバック」として呼ばれることもないわけで、
実力があったからこそ、スターターになれている。
でも、運が無いから、結果を残せない。
・・・いや、もちろん、「運」だけのわけはありませんけどね。
「球離れの悪さ」や「精神的な不安定さ」など、
もちろん、明らかに悪いところもあります。
ただ、開幕3連敗の中ではありますが、今日の試合を見ても、
やはり、ハリントンは「良いクォーターバックになれる」存在なのだと信じています。
(決して、今が「良いクォーターバック」だとは言いませんが)
ちなみに、この試合、パスが非常に多かったファルコンズですが、
ハリントンは、パスプレーを続ければ続けるほど調子が上がるのは、
システムの違う、昨シーズンのドルフィンズオフェンスでも証明済みです。
(間にランプレーを挟まない方が良かったりとか)
ですので、過去2試合より、ハリントンが慣れてきたから上手くいったとか、
この試合で自信をつけて成長したからとか、そういうことではないでしょう。
そもそも、ハリントンの「自信」は、試合ごとに大きく揺れるし。
(これが「精神的な不安定さ」で)
また、「GAORA」の方の解説で言われていたように、
パンサーズのディフェンスが、あまりにプレッシャーをかけなさすぎたことも、
ハリントンの好調さの一因となっていたのでしょう。
そういう意味では、次の試合が楽しみになったかというと、
そんなことはなかったりするわけですけども・・・。
でも、本当に、頑張ってもらいたい。
タッチダウンパスを決めた後、エンドゾーンに向かって全力疾走していく姿を見て、
今後ますます応援していく気持ちが高まった次第です。
・・・ああ、今日は、あんまり感想とか書く気分じゃなかったのに、
ハリントンのことを書き出したら、止まらなくなってきたなぁ・・・。
以上、第3週日曜夕方以降の6試合の感想・・・というか、
ほとんど「ハリントンの感想」でした。