起こるべくして起こった結果



NFLワイルドカードプレーオフNHKBS1で放送していた、
ジャクソンビル・ジャガーズピッツバーグ・スティーラーズの試合の感想を。


まあ、とにかく、面白い試合展開でした。


「どちらが勝つにせよ、面白い試合になるといいなぁ」と願っていた者としては、
まずは、大満足。


スティーラーズ側としては、前半のQBベン・ロスリスバーガーの3インターセプトが、
非常に悔やまれるところでしたねぇ。


特に2つ目は、いらんかったし、3つ目は、勿体無かった。


ただ、それ以上に悔やまれたのが、試合残り時間4分弱、
1点リードで、攻撃権を得ながら、
ランで時間を潰すことが出来なかったことではないでしょうか。


レギュラーシーズン中に何度も書いていましたが、
今シーズンのスティーラーズのランオフェンスには、「ゴリゴリ感」が全く感じられず、
それが、結局、命取りになったように思います。


これも、昨日の続きのような話ですが、スティーラーズは、
「ランオフェンス3位・パスオフェンス22位」という成績でした。(ヤード数だけなら)


でも、僕としては、イメージは全く逆。


今シーズンのスティーラーズは、
「ランが不調」で「パスが好調」なチームだったんじゃないかな、と。


そういう意味では、この試合は、まさに、そのイメージどおりの試合でした。


いや、もちろん、「パスが好調」なこと自体は、良いことだと思いますし、
現に、この試合でも、18点差を追いついて、一時逆転したのは、
そのパスオフェンスの力によるものだったでしょう。


ただ、やっぱり、ランオフェンスに安定感が無いと、チームの強さにも安定感は出ませんね。


もちろん、この試合には、RBウィリー・パーカーがいませんでしたから、
その影響が大きかった・・・と言われれば、そうなのかもしれません。


うーん、でも、どうなんだろ。


レギュラーシーズン中、パーカーが出ている試合を見ていても、
安定感や「ゴリゴリ感」は、全く感じなかったからなぁ。


仮定の話をいくらしても仕方がありませんが、
僕は、パーカーがいても、そんなに大差なかったように思います。


来シーズンは、ランオフェンスを立て直してきてもらいたいものですね。


逆に、「ゴリゴリ感」のあるジャガーズは、次の試合も楽しみなところで。


ただ、心配なのは、QBデイヴィッド・ギャラード


確かに、最後は、ギャラードの効果的な「ラン」で勝利をもぎ取りましたが、
それにしても、ちょっと、走る方に意識を向けすぎていたんじゃないか、と。


こういう「成功」をしてしまうと、次から、
我慢してパスを投げるべきところでも、安易に走り出してしまうんじゃないかと、
そんな心配が出てきてしまいます。


この試合では、パス成功率が50%を切ってしまっていましたが、
本来であれば、ギャラードは、もっとパスも上手いクォーターバックのはず。


パスが決まらない、ただ走るだけのクォーターバックなんて、
相手ディフェンスにとっては、何も怖くないと思います。


そこのところを念頭において、次の試合を戦ってもらいたいものですね。


以上、ワイルドカードプレーオフジャガーズスティーラーズの試合の感想でした。