来年は「渋い」メンバー?
先週、来年の殿堂入りノミネート者111人が発表されました。
で、今年も昨年と同じように、
「NFL備忘録」のページの方にまとめてみましたので、
よろしかったら、どうぞご覧くださいませ。
例によって、並べてあるのは、チーム遍歴だけなのですが、
名前をクリックしていただければ、「選手キーワードページ」で、
受賞歴やプロボウル選出歴などを見ることが出来ます。
更に詳しくは、そこにリンクがある「WIKIPEDIA」のページでどうぞ。(無い人もいますが)
昨年のノミネート者は112人だったので、人数的にはほとんど変わりはないのですが、
ざっと眺めてみた感想としては、
- ワイドレシーバーの顔ぶれは変わらない(昨年のメンバーから2人減っただけ)
- ディフェンスライン選手がかなり人数が減った(16人→9人)
- ディフェンスバック選手は入れ替わりが激しい
- スペシャルチーマーの顔ぶれは全く一緒
- あっ、ディック・ヴァミール元ヘッドコーチが早速入ってる!
- その他貢献者がむちゃくちゃ増えた(11人→17人)
・・・と、そんな感じで。
前の年に選に漏れたからといって、必ずしも次の年に残るわけではないのですが、
たまたまなのかどうなのか、ポジションによって、
「入れ替わり度」にはかなり差がありますねぇ。
ワイドレシーバーは、「選ばれてもおかしくない人」がある程度固まっていて、
それでも選ばれなかったから、そのまま残ってる・・・という感じかな。
で、ディフェンスバック選手は、逆に、「選ばれるにはワンパンチ足りない人」が多くて、
どんどん入れ替わっちゃっているような。
ところで、最後の「その他貢献者が増えた」ことと、
あと、ヘッドコーチも5人から8人に増えたことと合わせて考えると、
「選手」としてのノミネート者は、全体で10人も減ってるんですねぇ。
昨年からしか見ていないので、その前までがどうだったかは分からないのですが、
なんか、方針が変わったのかなぁ。
他のどのポジションよりも「その他貢献者」の区分の人数が多いのは、
なんとなく、バランス的に違和感を感じるような・・・。
まあ、多分、たまたまなんだろうけども。
この区分で、1人はほぼ「確定」でしょうしね。
もちろん、ポール・タグリアブー前コミッショナーです。
あ、あと、昨年入ってなかったけど、さりげなく(?)、
ダラス・カウボーイズのジェリー・ジョーンズオーナーとか入ってますねぇ。
いきなりの選出もあり得るかも。
・・・なんか、そうなったら、渋い面々になりそうだな、来年は・・・。
元ロサンゼルス・レイダーズのPレイ・ガイとかが入れば、なお渋くてよし。(?)
今後は、今月中に「セミファイナリスト」25人に絞り込まれて、
その後、更に15人に絞り込まれることになります。
なお、昨年は、最後に「13人」に絞り込まれて、
そこに「シニアファイナリスト」2人を加えて「15人」となっていたのですが、
今年は、今回のこの111人から「15人」が残るようです。
で、シニアファイナリストは今年も2人いるので、
合わせて17人が、「ファイナリスト」になるわけですね。
ちなみに、今年のシニアファイナリストは、
元クリーブランド・ブラウンズのGジーン・ヒッカーソンと、
元デトロイト・ライオンズのTEチャーリー・サンダース。
1960・70年代の選手です。
さてさて、どんなメンバーが残るかな。
レシーバーランキング(第8週時点)
では、現時点の「レシーバーレーティング」ランキングを。
順位(比) | 選手名 | レーティング | 対象回 | 成功回 | 成功率 | ヤード | TD | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(−) | TE オーウェン・ダニエルズ (ヒューストン・テキサンズ) |
125.4 | 27 | 18 | 66.7 | 183 | 5 | 0 | 0 |
2位(↑) | WR T・J・ハウシュマンザデイ (シンシナティ・ベンガルズ) |
123.9 | 50 | 36 | 72.1 | 422 | 4 | 0 | 0 |
3位(↓) | WR アーナズ・バトル (サンフランシスコ・49ers) |
123.7 | 31 | 24 | 77.5 | 265 | 2 | 0 | 0 |
4位(↑) | RB ラリー・ジョンソン (カンザスシティ・チーフス) |
118.0 | 37 | 27 | 73.0 | 329 | 2 | 0 | 0 |
5位(↑) | WR レジー・ウェイン (インディアナポリス・コルツ) |
117.6 | 60 | 37 | 61.7 | 624 | 5 | 1 | 0 |
6位(↑) | TE アルジー・クランプラー (アトランタ・ファルコンズ) |
117.0 | 46 | 26 | 56.6 | 411 | 6 | 1 | 0 |
6位(↑) | WR ケヴィン・カーティス (セントルイス・ラムズ) |
117.0 | 26 | 18 | 69.3 | 197 | 2 | 0 | 0 |
8位(→) | WR エリック・モウルズ (ヒューストン・テキサンズ) |
116.3 | 34 | 28 | 82.4 | 325 | 1 | 0 | 0 |
9位(↓) | WR トロイ・ウォルターズ (アリゾナ・カーディナルズ) |
113.6 | 26 | 18 | 69.3 | 176 | 2 | 0 | 0 |
10位(→) | WR ネイト・ワシントン (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
113.3 | 25 | 16 | 64.0 | 310 | 3 | 2 | 0 |
ダニエルズが、「規定回数」に達して1位に登場。
今まで、テキサンズQBデイヴィッド・カーの好成績の割には、
レシーバー陣があまり目立っていなかったのですが、ついに頼れる存在が登場!
・・・かと思いきや、実は、今週のダニエルズの2タッチダウンは、
QBセイジ・ローゼンフェルズに替わってからのものなんですね・・・。
ちと複雑な気持ち。
週間MVPを受賞したジョンソンが、先週7位から4位に。
活躍の中心は、もちろんランでのものなのですが、
レシーバーとしてもこれだけの成績を残しているのですから、言うことはありません。
今週大きく順位を上げたのは、5位のウェインで、
3タッチダウンなど週間MVPにノミネートされる活躍で、先週45位から大幅アップ。
あと、6位タイのカーティスが先週38位から、
9位のウォルターズが先週15位から、それぞれアップしています。
・・・この2人は、チームが負けているので、インパクトは薄いですが。
下がった方では、先週1位のバトルは今週3位ですが、
先週2位だったニューヨーク・ジャイアンツのTEジェレミー・ショッキーは19位にダウン。
今週は、ちょっと成功率も悪く、目立った活躍が出来ていませんでした。
他に、先週5位だったニューヨーク・ジェッツのWRジェリーコ・コッチェリーが21位。
インターセプトのときのターゲットにもなっていましたし、
大事なところで、もうちょっとコッチェリーが活躍できていれば、
クリーブランド・ブラウンズ戦の結果は、変わっていたかもしれませんね。
では、「QBレーティング」のランキングもチェックしてみます。
1位(→) 108.0 ペイトン・マニング(インディアナポリス・コルツ)
2位(↑) 101.3 マーク・バルジャー(セントルイス・ラムズ)
3位(↑) 100.4 デイモン・ファード(カンザスシティ・チーフス)
4位(↑) 97.6 フィリップ・リバーズ(サンディエゴ・チャージャーズ)
5位(↓) 97.3 ドノヴァン・マクナブ(フィラデルフィア・イーグルス)
6位(↓) 94.3 デイヴィッド・カー(ヒューストン・テキサンズ)
7位(↑) 93.4 カーソン・パーマー(シンシナティ・ベンガルズ)
8位(↑) 92.2 トム・ブレイディ(ニューイングランド・ペイトリオッツ)
9位(↑) 90.4 マーク・ブルネル(ワシントン・レッドスキンズ)
10位(↓) 89.9 ドリュー・ブリーズ(ニューオリンズ・セインツ)
マニングが、早くも独走態勢に入っています。
先週の時点では、WRマーヴィン・ハリソンが「第1ターゲット」でしたが、
ウェインが大活躍で、その座を奪っています。
(ハリソンは今週レーティング「106.1」の17位で、先週とほぼ変わらず)
じわじわと成績を上げてきたバルジャーが2位。
レシーバーでも、カーティスが連動して順位を上げていましたね。
「新顔」としては、ブレイディが8位に。
シーズン前半は、ちょっと成績が振るってませんでしたので、
ここにきて、ようやく本領発揮、というところでしょうか。
多くのレシーバーに投げ分けているのが特徴だと思うのですが、
その中では、WRトロイ・ブラウンがもっとも頼りになっているようで、
現在レーティング「112.4」の11位。
トップ10入り間近です。
以上、第8週時点の「レシーバーレーティング」でした。
ランナーランキング(第8週時点)
では、引き続き、「ランナーレーティング」のランキングを。
順位(比) | 選手名 | レーティング | ラン回 | 成功回 | 成功率 | ヤード | TD | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1位(→) | RB マリオン・バーバー (ダラス・カウボーイズ) |
132.8 | 52 | 45 | 86.6 | 264 | 6 | 0 |
2位(→) | RB ブランドン・ジェイコブズ (ニューヨーク・ジャイアンツ) |
126.1 | 51 | 47 | 92.2 | 272 | 4 | 0 |
3位(↑) | RB マイケル・ターナー (サンディエゴ・チャージャーズ) |
117.7 | 51 | 44 | 86.3 | 323 | 2 | 0 |
4位(↑) | RB マイク・ベル (デンバー・ブロンコス) |
112.2 | 53 | 44 | 83.1 | 277 | 3 | 0 |
5位(↓) | RB ジェリオス・ノーウッド (アトランタ・ファルコンズ) |
110.5 | 47 | 37 | 78.8 | 321 | 1 | 0 |
6位(↑) | RB クリントン・ポーティス (ワシントン・レッドスキンズ) |
103.3 | 98 | 78 | 79.6 | 414 | 6 | 0 |
7位(↓) | RB ブライアン・ウェストブルック (フィラデルフィア・イーグルス) |
101.9 | 97 | 80 | 82.5 | 500 | 4 | 1 |
8位(↑) | RB フレッド・テイラー (ジャクソンビル・ジャガーズ) |
100.2 | 123 | 106 | 86.2 | 605 | 4 | 1 |
9位(→) | RB コーリー・ディロン (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
99.9 | 85 | 73 | 85.9 | 333 | 4 | 0 |
10位(↑) | RB ラデイニアン・トムリンソン (サンディエゴ・チャージャーズ) |
99.8 | 151 | 124 | 82.2 | 656 | 9 | 2 |
1位・2位は変わらず。
2人とも、今週も更なる活躍を見せ、レーティングの値を上げてきています。
3位に先週5位のターナー、そして、10位に先週18位のトムリンソンと、
チャージャーズのランニングバックが2人トップ10入り。
トムリンソンは、レシーブでも活躍して、週間MVPにノミネートされていましたね。
安定感のあるのターナーに、爆発力たっぷりのトムリンソン。
このコンビ、かなり強力です。
今週、100ヤードラッシュに2タッチダウンと、
週間MVPにノミネートされる活躍をしたベルが4位に。
RBテイタム・ベルではなく、新人の方のベルです。
スターターの座こそ、まだ勝ち取れていませんが、
出番さえ与えられれば・・・というところでしょうか。
テイタム・ベルがやや怪我をしているようですので、
今週も、マイク・ベルの活躍が見られるかもしれませんね。
他に、8位のテイラーも、先週20位でしたのでなかなかのアップを見せていますが、
同じジャガーズのRBモーリス・ドリューは、先週3位から11位にダウン。
ファンブルをしたのが響きました。
なお、週間MVPを受賞したカンザスシティ・チーフスのRBラリー・ジョンソンは、
先週30位から24位への小幅アップに止まっています。
とはいえ、1試合で39回も走って、
ラン成功率がほとんど落ちていない、というのは、なんとも素晴らしいですねぇ。
ちなみに、ジョンソンは、現在シーズン通算172キャリーですが、
これは、全体で2番目の多さとなっています。
では問題です。
現在、最も回数多く走っているランニングバックは誰でしょうか?
正解は。
アリゾナ・カーディナルズのRBエジリン・ジェイムズでした。
実に185回。
・・・回数だけは、多く走ってるんだけどなぁ。
というか、実は、それ(持たせすぎ)が1番問題なのかもしれません。
ジェイムズのレーティングは「70.4」で46位。(対象は全49人)
一応、上向きではありますが。
以上、第8週時点の「ランナーレーティング」でした。