「私家版」オールプロ
入れるカテゴリがなかったので「ニュース」カテゴリで書いていますが、
特にニュースというわけではありません。
あと、順番としては、この後に書いてある、
「オフェンスラインスタッツ」と「ディフェンスインパクトポイント」の後に、
見るべきものだと思いますが、大量の文の後に埋もれちゃいそうだったので、前に載せます。
さて、レギュラーシーズンが終わり、各個人賞が発表されましたが、
もうすぐ、各メディアが「オールプロ」というものを発表し始めると思います。
これは、各ポジションのベスト選手を選んだもので、
他のスポーツで言えば、「ベストナイン」とか「ベストイレブン」に相当するものですね。
各ポジションのベスト選手というと、プロボウルに選出されるのもそうなのですが、
そちらは「人気投票」のイメージがあるため、
どちらかというと、「オールプロ」の方が「ベスト選手」のイメージが強いです。
で、まあ、それはそれとして。
今シーズン、レギュラーシーズンを通して、
各ポジションの「新能力指標」を見てきたわけですが、
せっかく、ほぼ全ポジションにわたって選手を見てきたのですから、
バラバラに見るだけでなく、まとめて見てみたら面白いかもなぁ、と思いまして。
そんなわけで、「私家版」オールプロを掲載してみたいと思います。
QB ペイトン・マニング(インディアナポリス・コルツ)
RB マリオン・バーバー(ダラス・カウボーイズ)
RB ラデイニアン・トムリンソン(サンディエゴ・チャージャーズ)
WR パトリック・クレイトン(ダラス・カウボーイズ)
WR ジョー・ホーン(ニューオリンズ・セインツ)
TE オーウェン・ダニエルズ(ヒューストン・テキサンズ)
T ジョン・スティンチコム(ニューオリンズ・セインツ)
T マーカス・マクニール(サンディエゴ・チャージャーズ)
G ジェイソン・ブラウン(ボルチモア・レイヴンズ)
G フレッド・ウィアリー(ヒューストン・テキサンズ)
C ケイシー・ウィーグマン(カンザスシティ・チーフス)
DE ジェイソン・テイラー(マイアミ・ドルフィンズ)
DE ジャレッド・アレン(カンザスシティ・チーフス)
DT ウォーレン・サップ(オークランド・レイダーズ)
LB ショーン・メリマン(サンディエゴ・チャージャーズ)
LB デマーカス・ウェア(ダラス・カウボーイズ)
LB ザック・トーマス(マイアミ・ドルフィンズ)
LB ドニー・エドワーズ(サンディエゴ・チャージャーズ)
CB ウォルト・ハリス(サンフランシスコ・49ers)
CB チャールズ・ウッドソン(グリーンベイ・パッカーズ)
SS エイドリアン・ウィルソン(アリゾナ・カーディナルズ)
FS ブライアン・ドーキンス(フィラデルフィア・イーグルス)
K ジョン・ケイシー(カロライナ・パンサーズ)
P マット・マクブライアー(ダラス・カウボーイズ)
・・・うん、各メディアのものと絶対に被らない自信があるぞ。(いいことなのか!?)
各「新能力指標」の最上位選手をそのまま載せているだけですが、
補足しますと、まず、「ランナーレーティング」では、
フルバック選手をほとんど評価できないため、
ランニングバック選手の上位2人を入れました。
タイトエンド選手は、「レシーバーレーティング」において、
1番高い値だったタイトエンド選手。(ちなみに、ランキングでは4位でした)
ディフェンスは、ディフェンスラインを3人、ラインバッカーを4人としましたが、
これは、ディフェンスタックルをほとんど評価できないから、という理由です。
で、ディフェンスタックル選手としては、一応、
「ディフェンスインパクトポイント」で最も高い値のディフェンスタックル選手を。
・・・ランキングとしては、149位だったのですが。
他のディフェンス選手も、各ポジションごとの上位選手です。
ラインバッカーは、特に「インサイド」と「アウトサイド」は分けませんでしたが、
結果としては、上手いこと2人ずつになったかな?
あ、クォーターバックは、「QBレーティング」での選出なので、
もちろん、僕の「新能力指標」というわけではありません。
あと、リターナーは特に評価していなかったので、対象外で。(他のスペシャルチーマーも)
・・・と、まあ、そんなところです。
どうでしょうかねぇ?
まあ、僕としては、各「新能力指標」が、それなりに良いものだと思っていますので、
ここに並んでいる面々は、今シーズン大活躍できていた選手たちだと信じているのですが、
他の人たちから見ると、異論も多いだろうなぁ。
チャージャーズの選手が4人入っていてるのは、さすがというところですが、
カウボーイズの選手も4人入っていますね。
ついでに、「セカンドチーム」も掲載してみます。
QB デイモン・ファード(カンザスシティ・チーフス)
RB モーリス・ドリュー(ジャクソンビル・ジャガーズ)
RB ブランドン・ジェイコブズ(ニューヨーク・ジャイアンツ)
WR ケヴィン・カーティス(セントルイス・ラムズ)
WR マーヴィン・ハリソン(インディアナポリス・コルツ)
TE ヒース・ミラー(ピッツバーグ・スティーラーズ)
T タリック・グレン(インディアナポリス・コルツ)
T ウィリー・アンダーソン(シンシナティ・ベンガルズ)
G マーク・セターストロム(セントルイス・ラムズ)
G ディラン・ギャンディ(インディアナポリス・コルツ)
C マイク・フライン(ボルチモア・レイヴンズ)
DE レオナード・リトル(セントルイス・ラムズ)
DE アーロン・キャンプマン(グリーンベイ・パッカーズ)
DT ラヒーム・ブロック(インディアナポリス・コルツ)
LB ロンドン・フレッチャー(バッファロー・ビルズ)
LB ショーン・フィリップス(サンディエゴ・チャージャーズ)
LB ランス・ブリグズ(シカゴ・ベアーズ)
LB キース・バラック(テネシー・タイタンズ)
CB アサンテ・サミュエル(ニューイングランド・ペイトリオッツ)
CB チャンプ・ベイリー(デンバー・ブロンコス)
SS クリス・ホウプ(テネシー・タイタンズ)
FS ケリー・ローズ(ニューヨーク・ジェッツ)
K ライアン・リンデル(バッファロー・ビルズ)
P ダスティン・コルキット(カンザスシティ・チーフス)
単純に、「ファーストチーム」の選手を除いての最上位選手たちです。
クォーターバックがファードというのが、
いかにも「セカンドチーム」って感じでいいかも・・・?
「ファーストチーム」にコルツの選手はマニングしか入っていなかったのですが、
こちらになると4人も入っているのが、
なんとなく、今のコルツのチーム状況を表しているようで面白いなぁ。
(「ベスト」ではないが良い選手が多い、という意味で)
チャージャーズは、両方合わせてラインバッカー選手が3人入っています。
とんでもないです。
・・・で、ふと、この2チームを戦わせたらどうなるんだろう、
とか思ったりしたんですけども。
いや、マニングとトムリンソンが揃っている時点で、「鬼に金棒」もいいところで、
更に、ディフェンスでもテイラーとメリマンの「2巨頭」が揃い踏みと、
こりゃ、まあ、普通に「ファーストチーム」が勝つんだろうなぁ、と思うところですが。
ただ、「セカンドチーム」も侮れません。
レシーバーにハリソンがいて、そして、レシーブに安定感のあるミラーがいて、
更に、「レシーバーレーティング」でも9位に入っていたドリューがランニングバック。
ファードが堅実に上手く投げ分けたら、相当強力なパスオフェンスが展開できそうです。
更に更に、コーナーバック選手を見てみると、
サミュエル&ベイリーの、「インターセプト回数1位」コンビが。
マニングがインターセプトされまくる姿も浮かんできてしまいます。
うーん、これは激しい試合になりそうだなぁ。
・・・とか想像するのも面白いですね。
こういう楽しみが出来ただけでも、
「新能力指標」を揃えた甲斐があったというものです。
週間オフェンスラインMVP(第17週)
では、今週も、「オフェンスラインスタッツ」を用いた、
「週間オフェンスラインMVP」を掲載したいと思います。
まず、第17週の「ベストオフェンスライン選手」は以下の通り。
選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
|
---|---|---|---|---|---|
LT | マーヴェル・スミス (ピッツバーグ・スティーラーズ) |
16 | 7 | 0 | 23 |
LG | ラリー・アレン (サンフランシスコ・49ers) |
48 | -6 | 0 | 42 |
C | マイク・フライン (ボルチモア・レイヴンズ) |
34 | 5 | 0 | 39 |
RG | レニー・フリードマン (クリーブランド・ブラウンズ) |
34 | 6.5 | 0 | 40.5 |
RT | ナット・ドーシー (クリーブランド・ブラウンズ) |
26 | 13 | 0 | 39 |
今週は、ブラウンズの「右側」2人が並んでいますね。
最終週だけあって、ちょっと珍しい陣容。
ブラウンズは、今週の試合、ヒューストン・テキサンズに負けていましたが、
オフェンス自体は進んでいました。
ターンオーバーって怖いですね・・・という話です。
ただ、今週の「週間オフェンスラインMVP」は、その2人からではなく、
左ガード選手のアレンです。
大御所が登場しました。
アレンは、1994年にダラス・カウボーイズにドラフト2巡指名されNFL入り。
その年から全試合に出場(うち10試合でスターター)すると、翌年からは、
途中、1999年に5試合、2002年にはインジャリーリザーブ入りして11試合に、
それぞれ欠場していますが、それ以外は全試合でスターター出場を続けています。
一口に「続けています」と書きましたが、昨シーズンまで12年間ずっと、
カウボーイズでスターターを務め続けてきたのですから、とんでもないことです。
もちろん、ただ出場していただけではなく、活躍も素晴らしく、
このカウボーイズの12年間でプロボウル選出は10回(!)を数え、
「オールプロ」に選ばれることも8回、
そして、1995年シーズンには、スーパーボウル制覇にも貢献しています。
もう、これ以上何を望むのか、というほどの輝かしい実績ですね。
ただ、昨シーズン後、カウボーイズはサラリーキャップ対策のため、
アレンに対して年俸削減を要求。
アレンが拒否したために、カウボーイズを放出されることになりました。
もちろん、こんな選手を他のチームが放っておくわけがなく、
直後に49ersと契約を結び、そして、今シーズンを迎えておりました。
しかし、いきなりシーズン開幕戦の、それも試合開始直後に怪我をしてしまいまして。
(このあたりは、第2週のときに、チラッと書いていましたね)
非常に心配されたのですが、その後5試合に欠場して復帰。
すると、やはり、さすがの大活躍。
今シーズン、49ersのRBフランク・ゴアが大爆発していたのですが、
アレン復帰後の10試合での1試合あたりの平均獲得ヤードは113ヤード。
明らかに、それ以前を上回っています。
そんなこんなで、今シーズンもプロボウルに選出されたという、
まあ、なんとも恐るべしな選手です。
ところで、昨シーズン、この日記でアレンについてちょっと触れていたことがあったのですが、
どんなことについてだと思います?
昨シーズン第3週の試合で、当時カウボーイズのKホセ・コルテスが、
トライフォーポイントのキックに失敗して、
味方のオフェンスライン選手に、どつかれていたことがありまして。
・・・ああ!
あれがアレンだったのか。
まあ、今となっては良い思い出です。(そうか?)
さておき。
来シーズン、アレンはプロ14年目を迎えるわけですが、
3年目のゴアが、いよいよ脂の乗ってくるところで、
大ベテランにかかる期待は、更に増していくところでしょう。
どんな「大爆発」を見せてくれるのか、今から非常に楽しみですね。
期待しましょう。
さて、レギュラーシーズン終了時点での「オフェンスラインベスト10」は、以下の通り。
順位 | 選手名 | ラン | パス | 反則 | オフェンスライン ポイント |
---|---|---|---|---|---|
1位 | RT ジョン・スティンチコム (ニューオリンズ・セインツ) |
102 | 104 | -28 | 178 |
2位 | C ケイシー・ウィーグマン (カンザスシティ・チーフス) |
154 | -14 | 0 | 140 |
3位 | LG ジェイソン・ブラウン (ボルチモア・レイヴンズ) |
142 | 45 | -49 | 138 |
4位 | RG フレッド・ウィアリー (ヒューストン・テキサンズ) |
156 | 16 | -35 | 137 |
5位 | LT マーカス・マクニール (サンディエゴ・チャージャーズ) |
140 | 24 | -28 | 136 |
6位 | LT タリック・グレン (インディアナポリス・コルツ) |
72 | 131 | -70 | 133 |
7位 | LG マーク・セターストロム (セントルイス・ラムズ) |
130 | 8 | -14 | 124 |
8位 | LG ディラン・ギャンディ (インディアナポリス・コルツ) |
82 | 40 | 0 | 122 |
9位 | RT ウィリー・アンダーソン (シンシナティ・ベンガルズ) |
128 | 28 | -35 | 121 |
10位 | C マイク・フライン (ボルチモア・レイヴンズ) |
102 | 42.5 | -28 | 116.5 |
やはり、最近の安定感を維持して、1位の座を守りきりました。
スティンチコムが、今シーズンの「ベストオフェンスライン選手」です。
今シーズンは、終盤になっても1位が頻繁に入れ替わる展開でしたが、
数えてみると、スティンチコムが合計6週間で1位の座についており、
また、第3週・第4週・第6週・第11週・第14週と、
なんと5回も「ベストオフェンスライン選手」となっており、
第4週では「週間オフェンスラインMVP」。
終わってみれば、なるべき人が1位になった、という感じですね。
今シーズンは、セインツのパスオフェンスが絶好調だったわけですが、
それを支えているオフェンスラインの中でも、
やはりタックル選手というのは、パスプロテクションで重要な役割を担います。
プロボウルに選出されたのは、「逆側」のTジャモール・ブラウンでしたが、
ラン成績まで含めて見てみると、「右側にランがよく出ていた」ということから、
この「オフェンスラインスタッツ」では、スティンチコムの方を高く評価したいところです。
プレーオフでの活躍も楽しみですね。
ちなみに、昨シーズンの1位の値は「182」でしたので、ほぼ同じ水準です。
2位には、先週3位からウィーグマンが浮上。
値を見ていただくと分かるとおり、「ラン成績だけ」での2位です。
・・・というか、むしろパス成績が足を引っ張りながらの2位です。
ウィーグマンが素晴らしいのは、反則を1度も犯していない、というところでしょう。
オフェンスラインのつまらない反則で、良いプレーを潰してしまうことも多い昨今、
堅実にオフェンスを支え続ける姿は立派ですね。
3位には、先週16位からブラウンが上がってきました。
どちらかというと、あまり目立っていなかった今シーズンのレイヴンズランオフェンスですが、
ここに来て一気に上昇してきたのは、プレーオフに向けては上々というところでしょう。
レイヴンズ選手では、10位にも先週27位からフラインが上がってきていますね。
なお、先週2位のジャクソンビル・ジャガーズGヴィンス・マヌワイは、
13位に落ちてしまっております。
さて、では、今回は「ベスト100」まで掲載したいと思います。
今シーズンから始めた「ベスト100」の掲載ですが、ちょっと問題が出てきまして。
それは、この「オフェンスラインスタッツ」は、「積み上げ式」の値ながら、
平均が「0」となるような値になっていますので、
例えば、1・2試合出てきてそのときちょっとプラスの値になっていると、
もう、そのまま「ベスト100」内に居座ってしまうんですよね。
(100位あたりは、ほとんど「0ポイント」近くなので)
今回も、最終週に1試合出てきただけで入っている選手とかがいたりします。
来シーズンは、「既定出場試合数」とか設けた方がいいのかなぁ。
要検討ですね。
さて、チームごとに見てみると、まず、アリゾナ・カーディナルズ選手が0人。
第13週のときに、「改善の兆しが見えてきた」と書きましたが、
結局、「ベスト100」まではあと一歩届きませんでした。
・・・それまでが悪すぎたか・・・。
オークランド・レイダーズも、相変わらず1人もなし。
他に、バッファロー・ビルズ、ニューヨーク・ジェッツ、タンパベイ・バッカニアーズ、
シアトル・シーホークスも、1人も100位以内に入っておりません。
やっぱり、シーズン終了に向かって、チームごとの偏りが激しくなっていくようですね。
それにしても、プレーオフ進出チームであるジェッツとシーホークスがここに入っているのは、
ちょっと意外な感じでしょうか。
ジェッツ選手の値を見てみると、「パス」はそこそこ良いながら、
「ラン」がもうさっぱりダメなのが大きく影響しているようで。
プレーオフでは、不安なところですね。
シーホークスは、第13週時点でも1人も入っていなくて、
「主力選手が復帰した今後に期待」ということを書いていましたが、
結局、ほとんど上昇は見られませんでした。
最多は、テキサンズの「8人」。
・・・増えてる・・・。
テキサンズは、終盤に来て、ランが絶好調になっていましたから、
この結果は不思議ではないのですが、
それがチーム成績に直結していないことが、本当に悲しいところです。
力はあるんだよなぁ、ホントに。
なお、イーグルスは、全32チームで唯一、
今シーズンの16試合、全て同じスターターオフェンスライン選手でした。
そして、その5人ともが、「ベスト100」に入っているどころか、全員35位以内。
素晴らしいですね。
以上、第17週の「オフェンスラインスタッツ」でした。
ディフェンス選手ランキング(第17週時点)
さて次は、試しに載せていっている「ディフェンスインパクトポイント」です。
まずは、第17週で高い値となった選手を、
ディフェンスライン・ラインバッカー・ディフェンスバックで、それぞれ1人ずつ。
選手名 | ポイント | タックル | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|
DT アンソニー・マドックス (ヒューストン・テキサンズ) |
37 | 8 | 1 | 0 | 0 | 1 |
LB ジェイムズ・アンダーソン (カロライナ・パンサーズ) |
59 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 |
CB ウォルト・ハリス (サンフランシスコ・49ers) |
44 | 4 | 0 | 2 | 2 | 0 |
またディフェンスタックル選手が入っているなぁ。
プレーオフ間近ということで、有力選手が「休養」モードに入っていることも、
こういう結果となる原因かもしれませんね。
(特に、消耗の激しいディフェンスライン選手は、あまり出なかっただろうし)
ちなみに、今週の週間MVPにノミネートされていたディフェンスライン選手は、
フィラデルフィア・イーグルスのDEジャキュア・トーマスただ1人でした。
ハリスは、週間MVPを受賞していますので、順当なところですが、
アンダーソンはノミネートされておらず。
勝利に大きく貢献したと思うんですけどねぇ。
AFCの週間MVP受賞者はボルチモア・レイヴンズのCBクリス・マカリスターでしたが、
これは、「リターンタッチダウン」を評価されてのものでしょう。
この「ディフェンスインパクトポイント」はタッチダウンは特に評価しないので、
(もちろん、インターセプト自体は評価していますが)
これは、食い違いが出るのは仕方がないか。
リターンタッチダウンは、比較的に稀なスタッツなので、
もしこれを評価すると、かなり大きな比重を占めてしまい、
他のスタッツが吹き飛びかねないので、評価していないんですよね。
そのときのフィールドポジションだとか、かなり「偶然性」にも左右されますし。
さて、レギュラーシーズン終了時点での「ディフェンス選手ベスト10」は、以下の通り。
順位 | 選手名 | ポイント | タックル | サック | パスDef | INT | FUM |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1位 | DE ジェイソン・テイラー (マイアミ・ドルフィンズ) |
438 | 47 | 15 | 8 | 2 | 9 |
2位 | CB ウォルト・ハリス (サンフランシスコ・49ers) |
335 | 62 | 1 | 12 | 8 | 4 |
3位 | LB ショーン・メリマン (サンディエゴ・チャージャーズ) |
328 | 45 | 17 | 6 | 1 | 4 |
4位 | FS ブライアン・ドーキンス (フィラデルフィア・イーグルス) |
322 | 97 | 1 | 10 | 4 | 5 |
5位 | CB チャールズ・ウッドソン (グリーンベイ・パッカーズ) |
313 | 60 | 1 | 12 | 8 | 3 |
6位 | CB アサンテ・サミュエル (ニューイングランド・ペイトリオッツ) |
309 | 65 | 0 | 14 | 10 | 1 |
7位 | DE ジャレッド・アレン (カンザスシティ・チーフス) |
302 | 68 | 8 | 8 | 1 | 5 |
8位 | FS ケリー・ローズ (ニューヨーク・ジェッツ) |
300 | 85 | 5 | 9 | 4 | 3 |
8位 | CB チャンプ・ベイリー (デンバー・ブロンコス) |
300 | 85 | 1 | 11 | 10 | 0 |
10位 | LB デマーカス・ウェア (ダラス・カウボーイズ) |
296 | 61 | 13 | 4 | 1 | 4 |
1位は、もう、当然のごとく。
テイラーが、今シーズンの「ベストディフェンス選手」です。
とにかくもう、ぶっちぎりでしたねぇ。
そうそう、テイラーは、このほど発表された「最優秀守備選手賞」を受賞。
さんざん「受賞してもらいたい」と書き続けてきましたので、嬉しいところですね。
チーム成績(勝敗数)も多分に影響してくるであろう個人賞を、
負け越しチームに在籍しながら受賞したのは、
やはりそれだけのインパクトがあった、ということなのでしょう。
振り返ってみると、テイラーの活躍が顕著になり始めたのは、第7週の頃。
第9週で週間MVPを受賞したときに1位に躍り出て、
第11週で2度目の週間MVPを受賞したときには、もう、独走態勢に入っていました。
チームとしても、ドルフィンズが連勝街道に入っている頃で、
テイラーの活躍は、非常に大きいものでしたね。
来シーズンの更なる活躍を期待したいです。
2位には、先ほど登場したハリスが、先週5位から上昇してきました。
ハリスは、第5週時点で1位だったり、その後も上位をキープし続けたりと、
シーズンを通して安定した活躍を見せましたね。
プロ11年目のベテランですが、
今シーズンは、過去最高の活躍が出来たのではないでしょうか。
3位はメリマン。
先週も書きましたが、4試合の出場停止を受けていたため、
12試合での、この活躍ですから、さすがというものでしょう。
シーズン終盤に来て大きく上がってきましたから、
プレーオフでも大活躍が見られそうですね。
さて、ではこれも「ベスト100」まで掲載します。
・・・と思ったら、なんと、「1日分」の文字数オーバーで入りきりませんでした。
うわぁ、初めてだなぁ、こんなこと。
しょうがないので、続きは明日掲載したいと思います。