第7週の希望



NFL勝敗表(希望)」の補足。
本日は、第7週です。


まずは、対戦カードと「希望」を。

                 
アウェイ ホーム 希望 同地区 備考
ARI WAS ARI    
ATL NO NO  
BAL BUF BUF    
MIN DAL DAL    
NE MIA NE  
SF NYG SF    
TB DET TB    
TEN HOU HOU  
KC OAK OAK  
NYJ CIN CIN    
CHI PHI CHI    
STL SEA STL  
PIT DEN DEN   サンデーナイト
IND JAC IND マンデーナイト



この週のお休みは、カロライナ・パンサーズクリーブランド・ブラウンズ
グリーンベイ・パッカーズサンディエゴ・チャージャーズです。


あ、ちょっと面白いことに気が付きました。


この週は、全試合、AFCのチームはAFCのチームと、
NFCのチームはNFCのチームと、それぞれ対戦することになってますね。


プロ野球交流戦(または、MLBインターリーグ)等の仕組みでは、
「別リーグのチームと対戦する期間」というものが決まっていますが、
NFLにはそういうものはありませんので、こういう偏りは、逆に珍しい感じ。


まあ、よくよく考えると、同カンファレンスのチームとの対戦の方が多いので、
(レギュラーシーズン16試合中、同カンファレンスのチームとは12試合)
こういう週があっても、不思議ではないんですけど、
「全試合」というのには、多少の作為性を感じないでもないかも。


そうだ、ちょうどよい機会ですし、ご存知の方も多いでしょうが、
NFLの現在のスケジュールフォーマットについて、少々説明をしておきますね。


レギュラーシーズンは各チーム16試合あり、
そのうち6試合は、同地区対決(3チームとホーム&アウェイ)なのですが、
それでは、残り10試合はどのように決まるのか、と言いますと。


まず、同カンファレンスの別1地区のチームと1試合ずつ行います。
計4試合。


例えば、今シーズンの「AFC NORTH」は、
AFC EAST」のチームと対戦することになってます。


ちょうどこの第7週は、ボルチモア・レイヴンズバッファロー・ビルズと、
ニューヨーク・ジェッツシンシナティ・ベンガルズの2試合が該当してますね。


なお、「同カンファレンスの別地区」は3つあるわけですので、
これは3年で1巡することになります。(ホームがどちらか、ということは別として)


次に、別カンファレンスの1地区のチームと1試合ずつ行います。
これも、計4試合。


例えば、今シーズンの「AFC NORTH」は、
NFC WEST」のチームと対戦することになっています。


この週は、前述のとおり、「別カンファレンスのチームとの対戦」はありませんが、
週平均3〜4試合は、これに該当する計算となりますね。


なお、「別カンファレンスの地区」は4つあるわけですので、
これは4年で1巡することになります。(同じく、ホームがどちらかは別として)


さて、あとは2試合。


同カンファレンスの別地区で「対戦しない地区」が、残り2つありますが、
その2地区の各1チームと1試合ずつ行います。


その地区の、どのチームと対戦するか、というと、「前年、同じ順位だったチーム」。


AFC NORTH」の例で言うと、あと「AFC SOUTH」と「AFC WEST」が残っているのですが、
例えば、「AFC NORTH」昨1位のレイヴンズは、
AFC SOUTH」昨1位のインディアナポリス・コルツ
AFC WEST」昨1位のチャージャーズと、それぞれ対戦することになります。


余談ながら、常々、
ニューイングランド・ペイトリオッツとコルツって、別地区なのに毎年対戦してるよなぁ」、
と、不思議に思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
それは、ペイトリオッツもコルツも、ずっと地区1位同士だから、という理由なわけですね。


以上、計16試合(6試合+4試合+4試合+2試合)。


最後に書いた「2試合」は、前年の結果が出てからでないと対戦相手が決まりませんが、
残りの試合は、ずっと先まで自動的に決定します。


だから、ちょっと前に、「スーツ姿のヘッドコーチ対決」として書いた、
サンフランシスコ・49ersジャクソンビル・ジャガーズは2009年に対戦する」、
というようなことが、今から分かっているわけで。


また、ニューヨーク・ジャイアンツとジェッツの「ニューヨーク対決」が、
「4年に1度」なのも、このスケジュールフォーマットによるわけです。


ただし、現在、レギュラーシーズンを17試合にしようか、
というようなことが検討されているようですし、
そうなったら、また新しいスケジュールフォーマットに変わりますから、
どちらも、「今のままなら」という条件付きではありますけどもね。


さて。
話を第7週に戻しまして。


この週の個人的注目試合は、
サンデーナイトゲームのピッツバーグ・スティーラーズデンバー・ブロンコスの試合。


・・・なのですが、この対戦カード、なんとなく、ちょっと違和感があったんですよね。


非常に漠然としたものだったのですが、なんでだろうなぁ・・・と思い、
ふと、昨シーズンの順位表を見て、そして、上記のスケジュールフォーマットを思い出し、
なんとなく、その違和感の理由が分かりました。


前述しましたとおり、スティーラーズの「AFC NORTH」とブロンコスの「AFC WEST」とは、
今シーズンは、前年同順位同士の1試合だけが行われることになってます。


で、「昨シーズン、かなり低成績だった」というイメージのスティーラーズと、
「昨シーズン、そんなに成績は悪くなかった」というイメージのブロンコスが、
なんで今シーズン対戦することになってるんだろう・・・と。
(いや、はっきりとそう思っていたわけではないのですが)


・・・どちらも昨シーズン「地区3位」だったんですよね。


改めて考えてみれば、「そりゃ、地区3位でしょう」と分かるのですが、
「同じ順位」というのが、イメージと合致しないんだよなぁ。


まあ、何にせよ、応援しているチーム同士の対戦があるのは、嬉しいことです。


願わくば、来シーズンは、
「前年の地区1位同士」として、同じ対戦カードが組まれますように。


ちなみに、昨シーズンの「AFC EAST」の「地区3位」はビルズ。


・・・なんか、AFCは、「昨シーズン地区3位」のチームばかり応援してるなぁ。
(だから何、ということはないけども)


さて、他の試合を見てみると、3週間ぶりに「同地区対決×2」が復活してますね。
この週は、「AFC SOUTH」。


昨2位対4位のテネシー・タイタンズヒューストン・テキサンズと、
昨1位対3位のコルツ対ジャガーズです。


そうか、ジャガーズも昨シーズン「地区3位」だったのか。
(なんとなく、「地区2位」のイメージ)


もちろん、AFCの中でも、この地区だけは、「昨シーズン地区3位」のチームではなく、
「昨シーズン地区1位」のチームを、今シーズンも応援していますよ。


以上、第7週の「希望」の補足でした。