スーパーボウルを振り返って



「振り返って」と言っても、ごくごく簡単に(かつ私的に)、ですが。


まず、ピッツバーグ・スティーラーズのQBベン・ロスリスバーガーについて。


まあ、2インターセプトされるはタッチダウンパスは無いはで、
お世辞にも良い成績とは言えないものでしたが、
相手ディフェンスのパスラッシュをかわしながらパスターゲットを探す様は、
さすがロスリスバーガー、と言えるものだったのでしょうか。


ロスリスバーガーは、昨シーズンのAFCカンファレンスチャンピオンシップで、
散々な成績に終わった後に、そのことを反省し、練習を重ね、
今年の「進境」につなげています。


スーパーボウルリングを手に入れたとはいえ、
自分の出来については反省しているでしょうから、
また、これを糧に、来シーズン進化を見せてくれることが非常に楽しみです。


次は、シアトル・シーホークスKジョシュ・ブラウンについて。


シーズン開幕前の「選手紹介」のときにも書きましたとおり、
デビュー3年目だったブラウンは、僕が「若手ナンバー1キッカー」と目していた選手で、
今シーズンの飛躍を期待しておりました。


が、レギュラーシーズン中は、フィールドゴール成功率72.0%と、
昨シーズンの「92.0%」には遠く及ばない成績。


第9週には、デビュー以来1度も失敗のなかったトライフォーポイントのキックを、
ついに失敗してしまっていました。


最長55ヤードを成功しており、さすが長距離キッカー
というところを見せておりましたが、正確さがやや欠けてきた印象。


それが、この大舞台で思いっきり出てしまいました。


もちろん、スティーラーズを応援していた者としては、
ブラウンに、あの2本のフィールドゴールを成功されていたら、
非常に厳しい試合展開になっていたと思うのですが、
それでも、連続して失敗するのを見るのは、ちょっと辛かったです。


この試合だけで急激に評価が下がったりはしないでしょうが、
信頼を取り戻すために、来シーズンは昨シーズン以上の活躍が望まれるでしょうね。
頑張ってもらいたいところです。


最後に、スティーラーズのトレーナー、磯有理子さんについて。


なんか、これでもかっていうくらい、注目されていましたねぇ。
本人もビックリ・・・?


僕は、スーパーボウルNHKBS1の中継のものを見たのですが、
NHKは今年は現地からの中継では無いので、
あの映像って、現地の映像なんですよね。(多分)


恐らく、現地ではCM中の時間帯だったとは思うのですが、
あんなに映りまくっているとは。


NFLのみならず、アメリカ4大スポーツで「初の女性トレーナー」ということらしく、
そんな人がスーパーボウルに出てきたので、
現地でも注目されていたのかもしれませんね。


そして、この中継を見て、初めて磯さんのことを知られた方も多いと思うのですが、
ビックリしたのは、その多さ。


スーパーボウル中継のあった日に、この日記を見ていただいた方のうち、
実に10分の1以上の方が、磯さんの名前で検索されて見にこられた方だったようです。


インタビューページへのリンクが貼ってあったので、
お役に立てたかな・・・と思いきや、
そのときにはもう、渡辺史敏さんのコラムは、別のものに切り替わっておりました。


もし、「内容が違うじゃん」と思われた方がいらっしゃったら、申し訳ないです。


改めて、磯さんのインタビューの、バックナンバーページへのリンクを貼っておきます。


 http://www.nikkansports.com/ns/sports/nfl/watanabe/watanabe060201.html


とりあえずは、そんなところで。


そういえば、スーパーボウル直前に、
「2005年シーズンの終了まで、あと僅か」と書いておりましたが、
プロボウルのことを全く忘れておりました。
素で。


完全に頭から抜けていたのは、それだけスーパーボウルに注目していたから、
・・・ということにしておいてください。


そのせいか、もう既に、心はシーズンオフに入ってしまっていたり・・・。


いかん、いかん。
最後の「お祭り」を楽しまないと。


そういえば、昨シーズンのプロボウルでMVPを獲得したのは
インディアナポリス・コルツのQBペイトン・マニングでしたが、
個人的には、スティーラーズWRハインズ・ウォードにあげたいなぁ、
・・・と思っていたことを、今思い出しました。


あの試合のウォードは、タッチダウンパスキャッチがあったり、
珍しい「オンサイドキックリターンタッチダウン」があったりと、
大活躍でしたからねぇ。


受賞できなかったのは残念だったのですが、それが1年後、
スーパーボウルMVP」という形でかえってくるとは。


今シーズン、それを獲得するのに最も近い選手はマニングだと思われていたと考えると、
なんとも皮肉な結果と言えるかもしれません。


果たして、今シーズンのプロボウルでは、どんなドラマが待ち受けているか。


・・・おっ、盛り上がってきたぞ、気分。