意外な入団経緯



今日も、既にかなり長く書いてきていますが、
開幕までの日にちを考えると、2日続けては休んでいられません。


本日のキッカー紹介は、
グリーンベイ・パッカーズKライアン・ロングウェルです。


スタッツを見ると、8年間パッカーズ一筋・・・のように見えますが、
実は、ちょっと違います。


実はロングウェルは、1997年に、
ドラフト外サンフランシスコ・49ersに入団しているのです。


でも、その年の7月に、ウェイバーリストに載せられて、事実上の解雇。
そこでロングウェルを拾ったのが、パッカーズなのでした。


すると、その年から全16試合に出場し、
ミスはあるものの、まずまずの成績を残します。
この年、トライフォーポイントのキックを48回全て成功させていますが、
これは、この年のNFLトップの記録でした。


しかも、この年のパッカーズは、スーパーボウルまで進んでいますので、
ロングウェルも、ルーキーイヤーから、この大舞台に立つことに。


残念ながら、試合には敗れはしたものの、
ロングウェルは、フィールドゴール1本とトライフォーポイントのキック3本を、
しっかりと決めています。


これで自信が付いたか、翌年から、しっかりとした活躍を見せ始め、
2001年に、絶不調だったシーズンがありますが、
それ以外の年は、毎年フィールドゴール成功率80%台、
しかも、85%以上の年も何度もあるという、好成績を残しています。


8年間のキャリア通算で、
フィールドゴール成功率82.4%という高さは、
現役キッカーの中でも、屈指のものと言ってよいでしょう。


あと、昨日も紹介しましたとおり、
昨シーズンの「キッカーレーティング」は、「30.4」で8位でしたので、
これもなかなかの高さです。


それにしても、最初に書きましたとおり、
すっかりパッカーズの「顔」の1人となっているロングウェルが、
ああいう入団の経緯を辿っているのは、ちょっと驚き。


パッカーズの「顔」といえば、QBブレット・ファーヴですが、
そういえばファーヴも、もともとはアトランタ・ファルコンズNFL入りし、
翌年、トレードでパッカーズに移ってきている、
という入団の経緯があります。


パッカーズには、そういう選手を探す上手さがあるのか、
あるいは、そういう選手たちを活躍させる「何か」があるのか。
なかなか面白いですね。


毎年、安定した活躍を見せているロングウェルですので、
今年も大崩れすることは無いでしょうが、
それ以上の活躍を見せて、ルーキーイヤー以来のスーパーボウル出場、
そして、今度は勝利を目指し、パッカーズを引っ張ってもらいたいですね。